自転車北海道一周 30日目 知床～羅臼町

昨日の天気予報では雨だったので、今日は知床で留まろうと買いだめもしておりましたが、
9時過ぎくらいからまったく曇りで降る気配が無くなってきたので11時に知床を出ることにした。

知床から羅臼に抜ける知床峠は急な坂が続き、手押ししながら進んでいると、同じく自転車旅行を
している50歳代の人がいたので、一緒に話しながら峠に向かった。学生時代から現在まで2年に
1度は必ず北海道に来ている筋金入りの北海道好きで、今回は20インチの自転車で道東を走ろうと
挑戦している少しマゾ気質のある方。普通の自転車でも大変なのに世の中には珍しい人もいる。
私にはできないが、苦労が多いほど旅は面白いという感覚は分かる。

羅臼岳（らうすだけ）で一緒に記念撮影をして、今度は一気に羅臼まで下り坂。



こちらは無料で利用させていただける羅臼温泉「熊の湯」。地元の人が来ていて、
話している会話を聞いていると全く理解できない訛りだった。北海道は開拓された
土地なので、方言が少ないと思っていたが、この辺りは別格の方言です。


そして、自転車旅行の方と一緒に、羅臼マッカウス洞窟にヒカリゴケを見に行った。
自分は北の国からを見ていないのですが、一緒に行った方は見ていて、テレビの
ような光は無いと言っておりました。確かに、何がヒカリゴケなのか全く分からず。


ここで、また長話しをして、今日は一緒に近くのキャンプ場で泊ろうという話しになり、
セイコーマートで夜食を食べる。その時、釧路方向から来ている新たな自転車の
旅人も加わり、3人で泊ろうかという話しになった。

山の上にある羅臼のキャンプ場を目指す。街灯もないので真っ暗で雨も降っているが、
人がいるので心強い。テントを張り終えてから、炊事場でまた話しをした。僕が東京、
後の二人も埼玉と東京と、関東者が集結した。どの観光地に行っても良くあるパターン。

そして22時過ぎに寝ることにした。今日は久しぶりに旅人と語り合えた日で充実していた。
僕は今回が初めての北海道旅行だが、みんな北海道に何度も来ており、むしろ北海道しか
旅行しないほどの北海道好きだった。まだ僕はその境地にいたっていないが、そのような
人がかなり多いのは事実。