所在地:徳島県三好市西祖谷山村徳善113番地
備考:国指定重要文化財
※徳善家住宅は、個人宅のため、公開はしていない。
南北朝時代の武将・楠木正成の家臣である伊藤兵部が祖谷に隠棲(いんせい)。
近世には祖谷をおさめる祖谷八家の一つとなった。後に善徳に改名。
主屋は慶応2年(1866)の建設で、公式の接客の場である上座敷と下座敷は
質実で格式を示す。私的な接客の中座敷と奥座敷は柔和な意匠である。
豊かな接客空間を、広い台所などゆとりある居住空間とともに大きな屋根で覆う姿は
雄壮である。徳善家住宅は、山岳地帯における上層農家の住宅が近世末までに
発展した姿を示しており、貴重である。
敷地には、墓標の代わりに平石を置いた「伏墓」が複数あるほか、
主屋の南側には「馬場」と伝えれる広い土地がある。
「德善襖絵からくりの里」の案内があった。徳善阿弥陀堂の、
德善襖からくりは、一列に並んだ数枚の襖絵が、 縦や横、
斜めに回転し、次々と変わる風景や 模様を楽しむ伝統芸能。
三好市指定有形民族文化財。毎年10月中旬の秋祭りで鑑賞できる。
参考URL:https://bunkashisan.ne.jp/bunkashisan/36_tokushima/7181.html
こちらは、集落から見た景色。