四国88箇所 歩き遍路 33日目

■１０／２３：曇り
→６４：前神寺（まえがみじ）→
宿泊：JR伊予寒川駅（野宿）

・昨日の宿：JR石鎚山駅（野宿）

午前中は昨日一緒に泊まった２人の遍路さんと、一般のJR利用者のおじさん２人と少し話しをして、
午前７時に出発。６４：前神寺は、石鎚山に登る者が修行を積んでいたと云われる寺で、それなりに
雰囲気があった。それに加えて、石鎚神社からはかなり神聖な雰囲気を感じた。

サンクスで朝食を食べていたら、７３歳のおじいさんが２年後ぐらいに歩き遍路をがしたいとのことで、
私に助言を求めてきた。７３歳で歩き遍路を考えるとか世の中には凄い人もいる。また、歩いていると
自転車のおじさんに５００円を接待していただいた。

西条市で、徳島県まで１８５ｋｍの標識が出た。もう少しで愛媛県にある巡礼地は終わる。よくここまで来たと感じる。
愛媛県の道は歩き遍路にとって、狭い歩道が多く注意して歩く。あいさつロードという人に挨拶することを
啓蒙している道では、子供はよく挨拶してくれるけど大人はそうでもない。

四国別格二十霊場十二番札所・延命寺で参拝。昨日一緒に駅で泊まった河野さんが来たので、また少し話しをした。
彼は私と同じ歳ながら、今回の遍路が３回目で今回は托鉢のみで回っているようだ。現金は１５００円しかないとのこと。
納札を交換してフルネームを見たら、私が今まで善根宿等で何度か見たことがある名前だった。

JR伊予寒川駅に着く。昨夜に続いて２日連続のJR駅舎野宿だ。ほか弁で牛焼肉弁当を食べ、まだ１８時だったので、
お店の人の配慮で暫く店内にいさせてもらった。ここでは２回弁当を食べた。そして２０時頃に再び駅に着き、
寝床の場所を考える。駅舎は２方向の窓がないので、建物の外側にマットを敷いた。寒いが屋根があるだけありがたい。