東京絵の具

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四国88箇所 歩き遍路 35日目

2015年12月14日 | 旅行記(過去)
■10/25:晴れ
→66:雲辺寺(うんぺんじ)→67:大興寺(小松尾寺)(だいこうじ)→
宿泊:出作町北自治会館の下駄箱の床。薬師堂と同敷地内(5442552)

・昨日の宿:常福寺(通称椿堂)(野宿)

外なので寒くて何度か目が覚めて2時ぐらいにしばらく寝れなくて出発しようかとも若干思ったけど、
さすがに無理なので何とか耐えながら、少し寝れた感じで7時頃に出発準備をした。

そして、寝た床を掃除しようとホウキを貸してもらい掃除をしていると、朝食をくれるという名目で、
庭を掃いたり、瓦を運んだりして住職と話しをしたりした。そして朝食をいただいて、納経を無料で
していただいた。常福寺を出発したのは9時過ぎだった。

今日は朝が遅くなってしまったので、いつもより休憩が少なく歩いた。地図には表記されていない
遍路間情報のショートカットを試みる。スナックジャンプの横の四国の道に入り、急な坂を登り遍路道に入ると、
大きな木が倒れてそのままの道がでてきて、本当にこの道はあっているのかと不安になったが、
情報通り普通の遍路道に出た。66:雲辺寺は四国88箇所で一番高い山なので坂道はけっこう長かった。

徳島県との県境に突入。本日、伊予国の巡礼は終わった。残る讃岐国は、もうここまで来ればほば間違いなく
結願できる自信がある。旧曼陀峠を歩く、ここも遍路ころがしと呼ばれるほどの難所であるが、ここまで
歩いてきている人は足が鍛えられているので、長くはあるがそれほど苦痛ではないかと思う。

愛媛県の後に徳島県の寺院・雲辺寺に来ることになる。雲辺寺ロープウェイや山頂駅は香川県になるが、
寺院だけが徳島県に所属している。所在地は徳島県(阿波)であるが、四国八十八箇所霊場としては
讃岐の札所として扱われている。

この寺院は五百羅漢が有名だ。ピースをしている羅漢もあった。高さ15mの毘沙門天展望館は、
歩き遍路は無料(本来200円)で入ることができた。見晴らしが良くて、街並みや四国の山々がよく見えた。
境内で湧き水をペットボトルに補給していると、おばちゃんが1000円を接待してくれた。

雲辺寺から下る際の遍路道には、讃岐国の昔話や自然等の案内があって読みながら進んだ。
一丁(約109m)ごとに路傍に立てて道のりをしるした丁石がずっと並んでいて、文化遺産がよく残った道だった。

67:大興寺(小松尾寺)前では大きく道を間違えそうになったが、近所の人に助けられて事なきを得た。
納経のおじさんとおばさんと次のルートについて質問していると、「ほなけん(主に徳島の方便)」が出て、
ここは香川だけど終わりに近づいているなと改めて感じた。

68:神恵院(琴弾八幡)へ向かう最初の分かれ道は、納経の人と話しをしていなければ間違っていただろう。
夕方頃にうどん屋できつねうどんを食べた。香川に来たらうどんを食べたくなる。いなり寿司と野菜の接待を受けた。
今日の宿となる薬師堂に着くと、近所の人が話しかけてくれて、管理者の電話番号をコンビニで調べてくれて、
管理人の西山さんが来て少し話しをして許可を得た。今日は自治会館の下駄箱の床で、最近室内では寝ていない。


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