東京絵の具

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自転車北海道一周 38日目 新ひだか町~苫小牧市

2011年08月16日 | 北海道
太陽の暑さで起きた。ほぼ、今日が北海道一周の最後の日だと感じている。

新冠町(にいかっぷちょう)にある道の駅「サラブレッドロード新冠」にある、
「新冠レ・コード館」では、60万枚を超えるレコードが所蔵されている。
レコードとか聴く機会がないので、何曲か聞いてきました。


今回の旅で、豚丼で有名な帯広市まで行けなかったので、この道の駅で豚丼を食べた。
帯広市で食べたこと無いけど、ここでもかなりおいしいと思った。


静内から新冠を抜けるまでは馬の道で、日本の競走場の多くはこの一帯で育てられるという。


そして、苫小牧まで5km内と出たときはガッツポーズした!

 そんな気分でコンビニに寄ると、20歳のライダーが休憩していたので話しをした。
生まれて初めて10日間ほどの旅行を終えて、実家から初めて離れ、ホームシックに
なったとか、何も分からない状態で人に助けられたことを本気で感動していた。

 私はもう実家を離れて何年も経ち、また長期旅行も何度も経験して歳を重ねているので、
フレッシュな若者の気持ちが懐かしく嬉しくなった。若いって羨ましい。

 そして、フェリー乗場をスルーして5kmくらいロスしながら、北海道に上陸した地、
「苫小牧フェリー乗場」に到着。総距離約2900km38日の旅は終わりを告げた。



 例年にない猛暑として、30年に1度の異常気象であると発表されたが、北海道だけは、
私が上陸してから曇りや雨が多く、思い返せば肌寒い日が多かった。

 その為、羊蹄山や、礼文岳、北方領土など、北海道で見たかった遠くの景色が多く
見れなかった。思うに、これはまた来いというサインなのではと思っている。

 初心者のまま訪れたので、とにかく稚内市でタイヤを代えるまでパンクの連続だった。
少し病みかけたけど、その分、稚内からはパンクがないので凄く平和に感じる。

 9割以上が野営だった。夜にテントを張るのが億劫で、バス停を求めて走り続け、
結局バス停が無くてテントを張ったこと、蜘蛛が多いバス停で恐る恐る寝たこと、
夜中にテントが吹っ飛ばされたこと、寝れなくて睡眠改善薬ドリエルに手を出した日、
思い返せば、常にキャンプ場でない野宿は、精神的に疲れた。

 北海道に来て良かったと思えるのは、飯がとにかくうまい。明らかに食材が違う。
また、広大な景色がず~~と続くのは、日本では北海道だけである。

 最後に、人生の強い思い出となることの多くは、辛く楽しいことだと思う。
困難を乗り越えて喜ぶからこそ、人生は楽しいと思う。だからこそ、今回の
旅行で制覇したことは大きな自信になったし、いい思い出になった。


苫小牧港で写真を撮ってから、続いて苫小牧駅に行き、青春18切符を購入した。
18切符を使って1人で旅行したことないので、1度やってみたかったのです。

既に脳内スイッチは、こちらに切り替わり、本日は夕方なので、苫小牧の国道沿いにある
コインランドリーまで行き洗濯をして、「苫小牧温泉ほのか」に行き泊る事にした。

無事に北海道一周できたこと、自分におめでとう!

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