自転車北海道一周 37日目 様似町～新ひだか町

朝起きると曇り時々雨。朝になり、キャンプ場が広いことが分かり、
わざわざ煩いところで寝る必要なかったなと後悔。

7時にアポイ岳の登山口で記帳して出発。標高810.5mなので、小学生の遠足でも
登られている。往復3時間30分が目安。国の特別天然記念物に指定され、日高山脈
襟裳国定公園の特別保護区でもある。標高が低いわりに、特殊な岩体のため森林が
発達せず、固有種も含めた高山植物の宝庫として有名だ。






山頂の祠


お花畑と書いてたところにも遠回りしましたが特に咲いてなく、素人から見れば普通の山と
全く違いが分からなかった。五合目で会った関係者らしきお爺さんの話しによると、6月が
見頃で、凄い人が来るとのこと。来る時期が悪かったっすね。

昔に比べて花が少なくなったと嘆いており、過去に人間が踏み荒らしたこと、禁猟区なので
他を追われた鹿が集まったりして、草花を食うらしい。

頂上で会った近隣に住む猟師によると、今年は期間と数限定で鹿を殺すと、4500円で
買い取ってくれるらしい。弾は一発500円～するので、そんなに儲けにはならないが、
普段より買い取り額が多いので皆頑張るらしい。また冬の鹿がおいしいらしく、夏は
あまり食べないとのことでした。


こちらは、新ひだか町静内にあった、映画「北の零年」の史跡巡りの観光案内。
明治政府により徳島藩・淡路島から北海道静内へ移住を命じられた稲田家の人々の
物語であり、江戸から明治に移り変わる変化や、開拓の大変さを描写した作品。
この映画は何度か見ているが、ロケ地巡りはそれほど趣味じゃないので通り過ぎる。


昨日、ドリエルを飲んだ影響なのか、今日1日何となく眠気があったので、少し早めだけど、
静内にある「森林公園緑のふるさと「温泉の森」キャンプ場」でテントを張ることにした。

フリーサイト1張り315円、温泉は400円。昔は飲食店もやっていたようだが、現在はやっておらず、
広い宴会場で携帯を充電しながら、さきほどコンビニで買った夜食を食べてのんびりしている。

実は、苫小牧港まで100kmを切った。その気になれば明日、北海道一周は終わる。