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沖縄県旅行 15日目・久米島

2012年03月01日 | 沖縄県
15日目:宇江城城旧仲里間切蔵元跡石牆畳石島尻崎 鳥の口久米島博物館

昨日は車中泊で夜は何度か起きたが、それなりに寝たと思う。朝は7時から活動開始。
車の中で寝具を片付けていると、昨日ヤジヤーガマを案内してくれた男性が来て、
比屋定バンタにある商店でハンバーガーを2つ買って温めてくれて渡してくれた。
まさかの朝食ゲットですが、久米島の人のさりげない優しさに感謝した。

ウティダ石(太陽石)。日の出の位置変化を観測して農業などに活用した石。


比屋定(ひやじょう)バンタ。バンタとは崖のことで、崖の上に展望台があります。
朝に撮影したので逆光で、ここから見える島などは見えませんでした。


真謝(まじゃ)のチュラ福木と呼ばれる「フクギ並木」。ちゅらは沖縄の方言で美しい。
現在も左右は主要道として使われています。県指定天然記念物です。


登武那覇城跡(とぅんなはじょうあと)。観光案内図にあったので来てみたが、
どの辺りが城跡なのかよく分からず頂上付近で記念撮影。


こちらは「オーハ島(オーハじま)」。東奥武(あがりおう)島とも呼ばれる。奥武島の
東400mに位置し、面積0.37km²、周囲2.7kmの島である。現在1人が住んでいる。
千葉県市川市のリンゼイさん殺害事件の市橋容疑者が潜伏していた時期もある島である。

奥武島は観光地化され、それなりに人が来ると思われるが、このオーハ島は、
分かれ道の細い農道に入らないとこの場所に来れない。つまり、普通はそう
来ないところであり、更に海を越えないとオーハ島には上陸できないので
地元民でも行かない場所だろう。ただ、オーハ島の沖合には「ハテの浜」があり、
こちらは無人の砂浜だが、送迎船が行き来している観光スポットである。

この島に関しては、市橋容疑者の「逮捕されるまで」の本を流行った時に読んでいたので、
どういった島か少し興味があった。上陸してまで見たいとは思わないので、これで終了。


イーフビーチ。長さ2kmにおよぶ白い砂浜で、「日本の渚百選」にも選ばれた。
近くにはリゾートホテル・民宿・飲食店・コンビニエンスストアなどがある。


ハブクラゲ用の酢箱があった。沖縄や奄美で6月から10月にかけて一番被害がでるようだ。
刺されたら酢をたっぷりかけて氷などで冷やすことが対応策。


沖縄県指定天然記念物の「クメジマボタル」の幼虫は水中で生息しており、4月中旬から
白瀬川で観察されるようだ。ホタル科昆虫は世界で約2000種ほどいるといわれるが、
そのほとんどが陸上性で水中を生息地とするホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタルと
クメジマボタルなど数種類しかいないという。


久米島は、名前の如く「米の島」と呼ばれていた時期があり、現在でも多くの溜池があります。
昭和初期、新品種の米が導入され二期作となり、畑や原野も水田へ変えていきましたが、
1958年、日本政府からサトウキビとパイナップルを栽培すれば補助金が出されるようになり、
水の不便なところは畑に戻しサトウキビを植え、丘陵地帯にはパイナップルが栽培されました。
多くの農家は、手のかかる水田より、栽培が簡単で換金性の高いサトウキビ栽培へと転換しました。
昔の久米島を知る人は、現在は大きく景観が変わったとおっしゃっておりました。


最後にレンタカーを返す時に152円/Lで1,400円だった。そして、1時間前には船に乗り、
自分のスペースを確保して、仮眠をとったりしながら那覇に帰る。那覇ではいつもの
ホテルに泊まり、食べに行くのが面倒だったので、近くのほっともっとで、沖縄限定の
麩デラックスを食べた。沖縄の家庭料理みたいでおいしかった。


その後、初めて会った宿泊者のおじいさんとテレビの場所で話しをしながら、
石垣島で購入した梅酒を一緒に飲んだりした。奄美出身の人だったので、
こちらの方に詳しく、けっこう長いこと話しをした。

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