所在地:京都府宮津市
■籠神社(このじんじゃ)(元伊勢籠神社)
式内社(名神大社)、丹後国一宮。現在は神社本庁の別表神社。
元伊勢の一社で「元伊勢籠神社」とも称する。元伊勢とは、三重県伊勢市に
鎮座する伊勢神宮(皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮))が、
現在地へ遷る以前に一時的にせよ祀られたという伝承を持つ神社・場所。
現在まで海部氏(あまべうじ)が宮司を世襲している。2000年以上続く家系。
現存する日本最古の系図・海部氏系図(あまべしけいず)は国宝指定。
天照大神から授けられたという「邊津鏡(へつかがみ)」と「息津鏡(おきつかがみ)」がある。
十種神宝(とくさのかんだから)説もある。
主祭神は、彦火明命 (ひこほあかりのみこと)=天火明命(あめのほあかりのみこと)。
天照大神の孫。海部氏の始祖。現在の宮司は、83代目の子孫。天皇家は126代目。
個人的に、この神社は「アマテラスの暗号」を読んでから、どうしても来たい神社でした。
この本から影響を受けて、淡路島の沼島や、阿波国の説があるところはほぼ全て巡っています。
この書の仮説では、海部氏の子孫・天火明命(= ニギハヤヒ)がもともとは日本を支配していた。
そして、アマテラスの正体は、オオクニヌシの名に封印されたニギハヤヒではないか説。
※物部氏の祖先神で、別名を大物主(おおものぬしのかみ)。
※神武天皇の前に出雲系の王権が存在したことを示すとする説
格式のある神社の造りで、拝殿の木のにおいがとてもよかった。末社もすべて参拝した。
倭宿祢命(やまとのすくねのみこと)像。海部家四代目の祖先。
神武天皇を先導して浪速、河内、大和へと進み、天皇を無事に
大和へと導いた大和建国第一の功労者。
■眞名井神社(籠神社奥宮)
籠神社の起源は真名井神社で、その神紋は六芒星(ろくぼうせい)=ダビデの星。
日ユ同祖論説では、天皇家はユダヤ人であると言われている。籠目紋でもある。
眞名井神社の裏には古代の祭祀形態である磐座(いわくら)が鎮座。
元伊勢籠神社は外国人の観光客も来ているが、眞名井神社(籠神社奥宮)は私が訪れた時は
日本人ですら来ていなかった。クマが出るので注意の看板がある。厳かな雰囲気のある神社。
龍の狛犬が特徴的。この先は撮影禁止。
天の眞名井の水。天上より持ち降った御神水とのこと。冷たくておいしい水だった。