東京絵の具

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四国88箇所 歩き遍路 43日目

2015年12月14日 | 旅行記(過去)
■10/3:晴れ時々曇り、一時小雨
→7:十楽寺→6:安楽寺
宿泊:6:安楽寺(通夜堂)

・昨日の宿:88:大窪寺(通夜堂)

朝は寒かったので寝袋からなかなか出れず、7:30分に出発。88:大窪寺の参道は活気があり、
昨日の夕方とは打って変わっている。くず湯の接待をいただき、体が温まった。

結願しているので、楽な気持ちで時には鼻歌を交えつつ歩いた。昼食時に食べる場所が無く、
うどん屋はあったものの、最近はうどんばかりだったので先に進んだ。途中で雨が降ってきて、
ものすごい寒かった。農家でカッパに着替え、おばあちゃんと話しをしていると雨が止んだので、
そのままカッパで次に進んだ。

10:切幡寺前の店で、お茶とお菓子をいただき、来ていた人も交えていろいろと話しをした。
以前通った道なので懐かしみながら、9:法輪寺までの店で14時頃に卵丼とうどんを注文。
なぜか急に眠たくなり、あまり食べることができなかった。過去にもあまり例が無い。

8熊谷寺と7十楽寺の間の接待所で、お茶や果物やお菓子をいただいた。以前通った時は朝早かったので、
この接待所で接待していただくのは初めてだったが、2度接待を受ける人も多いと言っていた。
ここのご夫婦曰く、1万人の接待を目指しているとのことだ。現在は約1400人とのこと。

7:十楽寺には、少し理由があり立ち寄った。四国遍路を始めて2日目のことであるが、納札入れの中から、
金色の納札を拝借していたので返しに来たのだ。なぜ拝借していたかというと、金色ほど回っている人の
偉功にすがりたかったからである。結願できるか不安だったので、心の支えとさせてもらっていたのだ。
その方は、広島県の70歳女性の方であった。

6:安楽寺で通夜堂を借りることにして、近くの喫茶店で日記を書いたり夕食を食べたりした。
夕食の厚焼き肉定食は完食した。昼の食欲の無さはなんだったのだろう?
閉店後も店の人と少し話をしていて、世の中の不景気をすごく感じた。自分も、この旅が終わったら
職探しをしなくてはいけない。この旅行で一歩一歩頑張ったように、社会でも頑張らねば。

通夜堂に帰りメールをチェックすると、昨日結願したことを親を始め、何人かにメールしていた返信があった。
親には心配をかけたし、高校の頃に一緒に自転車で一周した友達からのメールは特に感慨深かった。
あの時も楽しかったけど、けっこう大変だったので、それが今回の四国遍路にも活きているとも思うからだ。
遍路の途中で知り合った人からのメールも嬉しかった。

安楽寺の通夜堂は、鐘つき堂の2階で、真ん中は鐘の穴が開いていて窓からは風が入り、かなり寒い。
マットを敷いて寝袋で寝ているので、ほぼ野宿みたいな感じだ。これから更に寒くなるので、
冬だけは絶対に遍路をしたくないと思う。


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