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東禅寺 最初のイギリス公使宿館跡

2013年02月01日 | 東京23区
所在地:港区高輪3-16-16
交通:品川駅徒歩7分ていど
備考:国指定史跡

東禅寺(東禅寺)は、臨済宗妙心寺派の別格本山で、幕末にイギリス公使館が置かれていた。
1853年の黒船来航から6年後、安政6年(1859年)には日本初のイギリス公使館が当寺に置かれ、
公使ラザフォード・オールコックが駐在した。イギリス公使館ができるまでは、当寺は西洋人用の
宿舎に割り当てられていた。

東禅寺事件の現場でもあり、文久元年(1861年)、攘夷派の常陸水戸藩浪士によって寺が
襲撃され、文久2年(1862年)には護衛役の信濃松本藩藩士伊藤軍兵衛によって再び襲撃された。
攘夷運動の歴史を物語る貴重な場所としても価値があり、国の史跡に指定されている。

余談ですが、1863年に高杉晋作ら長州藩士が起こした英国公使館焼き討ち事件は、
江戸品川御殿山に新しく建設中であった公使館を焼き討ちしています。


本堂


三重塔

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