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「主語のついた動名詞」か「現在分詞の形容詞的用法」か【 |連続| 第1662回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

Let's get started with day 3 for the month of May.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

カメラワークもばっちりです。
「「主語のついた動名詞」か「現在分詞の形容詞的用法」か」について、「Julie」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

「主語のついた動名詞」か「現在分詞の形容詞的用法」か

▷今日の例文

英文 
A seal accidentally scaring a baby polar bear is the CUTEST thing ever. 😂😭

訳例
アザラシが偶然、赤ちゃんしろくまを驚かせている様子は、最高に可愛いです。

実際のニュース映像はjulie 🐙

▷解説

動詞に「ing」がついたものには動名詞と現在分詞があります。
 
動名詞は名詞のような役割をするものです。日本語にすると「〜すること」「〜したこと」という意味になります。
 
例▷ I'm looking forward to meeting you.(あなたにお会いできることを楽しみにしています。)

この場合、動名詞「meeting」の意味上の主語は、文の主語と同じ「I」です。
ちなみに「意味上の主語」とは、不定詞や動名詞に着目した場合に、その動作を行っている、つまりその動作の主語になっている人や物のことです。

そしてもし文の主語と動名詞の意味上の主語が異なる場合は、意味上の主語を動名詞の前に置きます。
 
例▷ I'm looking forward to Tom coming to my home.(私はトムが私の家に来るのを楽しみにしています。)

この場合、動名詞「coming」の意味上の主語は「Tom」です。「Tom coming to my home」で「トムが私の家に来ること」という意味になります。
 
この「意味上の主語+動名詞」の形は「現在分詞の形容詞的用法」の場合と似ているため注意が必要です。
例えば文の途中に「people looking at the star」とあった場合、「looking」を現在分詞とみると「星を見ている人々」という意味になりますが、動名詞とみると「人々が星を見ていること」という意味になります。実際にどちらであるのかは、文全体や文の前後をみて判断しなければなりません。

「今日の例文」では「scaring」が現在分詞なのか動名詞なのかが問題になります。
「scaring」が現在分詞だと後ろから「A seal」を修飾していることになります。
この場合、「赤ちゃんしろくまを偶然、おどろかせているアザラシはもっともかわいいものです。」という意味になります。
しかしこれでは「seal」=「thing」となり、やや不自然です。
またこの映像はアザラシだけをもっともかわいいと言っているのではない、と思われます。

「scaring」が動名詞だと「A seal」が「scaring」の主語ということになります。
そして「アザラシが偶然赤ちゃんしろくまを驚かせていること」という意味になります。
こちらの方が良さそうです。

▷その他の単語

seal: アザラシ
accidentally: 誤って、うっかり、偶然に
scare:驚かす、怖がらせる
baby polar bear: 赤ちゃんしろくま
cute: かわいい

▷今日の例文は「Julie」から







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