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札幌・円山生活日記

元祖海老出汁スープカレーとあばぁちゃん特製天ぷら~「スープカレー奥芝商店 おくしばぁちゃん」~

元祖海老出汁スープカレーの「奥芝商店」が宮の森の住宅街で展開する“60歳以上しか働けない”という「スープカレー奥芝商店 おくしばぁちゃん」。“見つけにくいと評判⁉”の店でおばぁちゃん自慢のサクサク天婦羅で満腹しましょう。

本日は「スープカレー奥芝商店 おくしばぁちゃん」でスープカレー・ランチです。この店は「円山公園」や「北海道神宮」散策の延長で「フーズバラエティ すぎはら」で買い物をした際に周囲を歩いていて見付けました。元祖海老出汁スープカレーで有名な「奥芝商店」の店でスタッフは60歳以上をうたうユニークな店でしたがコロナ禍の初期は休業状態が続きました。いつの頃からか営業を再開したようで「令和3年度札幌市飲食店未来応援クラウドファンディング」の「札幌飲食応援お食事券」対象店に登録があり一度行きたいと思っていたこともあり食事券を購入しました。ところが先の「まん延防止等重点措置」の適用期間中は食事券は使えないといことで3月15日の使用期限を迎えてしまいました。店に確認すると1カ月延長して4月15日まで使用可能とのことでしたのでかなり出遅れましたが本日の初訪問となりました。場所ははっきり言って判りにくいです。店のウェブサイトでも“見つけにくいと評判⁉”とか“目印は何もありません”と書いている通りで宮の森の住宅街の中にあります。目印があるとすれば小さな食品スーパーの「フーズバラエティ すぎはら」です。「北1条・宮の沢通り」から「北海道神宮第二鳥居」近くの交差点にある「すぎはら」への案内表示に従って宮の森の住宅街に入り「すぎはら」を通り越して2番目の小さな交差点を左折してしばらく歩いたところにあります(地図)。


「スープカレー奥芝商店 おくしばぁちゃん」の店頭。
11時に開店です。予約可能なので11時に予約して参りました。


お店に入ると玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えます。玄関を上がると見事な長いカウンター席が奥まで続いています。カレー屋というよりお洒落な和食屋の感じです。先頭で開店を待っていた男性4人組に続いてカウンターの最奥に案内されました。

続いて入店してきた予約客だという子供連れの4人組は店奥の階段から2階に案内されていました。2階席もあるようです。店のウェブサイトでは“二階には個室もあるんです。・・お座敷個室も。お子様連れでも楽しめる一室で、ご予約もぜひに”と書いてありますのでこんな感じなのでしょうか(写真は拝借しました)。

店の色々なところに“おばあちゃんの家”と感じさせる調度品や小物が置かれています。年季の入った階段箪笥です。
大黒さま。

奥の壁には豪華な生け花です。住宅街入口に店を構える「GANON」製のようです。
桜花がきれいでした。


メニューを拝見。



スープは海老、鶏、牡蠣の3種類。辛さは無料では0番(辛さがありません)から5番(赤ピッキーヌが入ります)まで、無料トッピングは、ネギ味噌、野菜、漬物のなかから選択です。最後にご飯の種類(白米or玄米)と量(お代わり無料)を選びます。

天婦羅の単品もあります。注文しようかとも思ったのですが先ずはカレーに入ってくるものと量を見てからとしました。結果は頼まずに正解でした。


店内を見ていると厨房内でカレー調理を担当しているのは若い男性で中央の鍋で天婦羅を揚げるのは年配の女性でした。その他の厨房アシストや注文取り・配膳は皆さん年配の女性でしたが我々の年から見ると「おばあちゃん」と呼ぶには失礼のようなお元気さでした。

エプロンを頼むと良くある紙製ではなくおばあちゃん手製のような布製でした。


「すだち豆乳ラッシー」税込み550円。

平日限定の「フーズバラエティすぎはら/おくしばぁちゃんコラボカリー」同1,580円。おくおくスープ(海老)、辛さ2番中辛、無料トッピングちよちゃんのねぎ味噌、玄米並盛り(150g)です。

具材は天婦羅が「春菊天」に「えび入り背高かきあげ」の2種。カレー内にはハンバーグとジャガイモ、ニンジン、だいこん、ネギ、紅しぐれ大根など。残念ながら「すぎはら」とどこがコラボか判りません。「すぎはら」には特製ハンバーグも無かったと思いますし・・。
「海老入り背高かきあげ」はこのような感じでかなりの厚さと大きさです。写真ではあまり迫力が伝わらなくスミマセン。食べ応えがあります。
玄米並盛り(150g)と無料トッピングのちよちゃんのねぎ味噌。

おくおくスープ(海老)は少しトロミのあるタイプです。「スープカリー 奥芝商店 駅前創成寺」の時のような強烈な海老風味は感じませんでしたが色々なスパイスと野菜類が溶け込んでいて大変深みとコクのあるスープです。美味しいです。

具材の野菜類も皆美味しく(その中で特にキャベツが気入りです)、その中で珍しい野菜がありました。帰路に「フーズバラエティすぎはら」に寄ると「紅しぐれ大根」として売っていました。これがコラボでしょうか?


もう1品は「みんなでいっしょにサインはVカリー」同1,400円。のりのりスープ(牡蠣)+同200円、辛さ4番辛口、無料トッピング2種のきまぐれ野菜、玄米並盛り(150g)です。
こちらの天婦羅は更に大きな「春菊天」に鶏モモ肉とささ身各1の「鶏天」。基本の野菜は「コラボカリー」と同じですが追加で無料トッピングの豆類が2種類。かなりのボリュームと具材の豊富さで満足度の高いカリーです。
「のりのりスープ(牡蠣)」は以前は冬季限定だったものを通年提供にしたという人気スープ。海老スープをベースに牡蠣と磯のり海苔で仕上げたものとか。牡蠣の香りがプンプンで濃厚でクリーミーなスープで人気に納得の味わいです。

この店ではお箸がでてきますので木椀の玄米ご飯を天婦羅とカレースープ煮の野菜をおかずにして最後にスープで“カレーおじや”にして食べました。かなり満腹しました。先に入った男性4人組はご飯をお代わりしていましたがシニア層には並盛り(150g)でも少し多めに感じた程でした。「スープカリー 奥芝商店 駅前創成寺」では強気の値付けが気になったのですが、慣れたのかあるいは当店のおばあちゃん特製のボリューミーな天婦羅に納得したのか、あまり気にならなくなりました。


支払いには「令和3年度札幌市飲食店未来応援クラウドファンディング」の「札幌飲食応援お食事券」を使います。2,000円(2口)の応援で2,600円分で現金の支払いは930円でした。

大変満足度の高いスープカレーランチでした。「奥芝商店」自慢の元祖海老出汁スープは安定の味わいでしたし特におばぁちゃん特製のサクサクでボリュームある天婦羅に魅了されました。判りにくい場所にあるお洒落な店舗も高得点です。「円山公園」や「北海道神宮」散策の際には探し出して行くのもお勧めします。ご馳走さまでした。

「スープカレー奥芝商店 おくしばぁちゃん」
札幌市中央区宮の森1条10-7-20   050-5571-5889 
営業時間 11:00~15:00(L.O)/17:00〜20:00(L.O)
定休日 木曜日
(2022.4.6訪問)

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