熊本から気ままに山と自転車のブログ

上津久礼眼鏡橋・入道水眼鏡橋

上津久礼眼鏡橋・入道水眼鏡橋
2020/12/5(土) 晴
最高気温15°、10時過ぎから渡鹿菅原神社→上津久礼眼鏡橋→古閑原眼鏡橋→入道水眼鏡橋の予定でポタリングに出る。
久しぶりに頬にピリッとする風邪を受けて明午橋方向へ走る。こんな風が気持ち良いと、好んで走った頃もあったが、本音を言えばもう少し暖かい方が良いと思うこの頃である。

県道145を東方向に辿り、菊陽町井口眼鏡橋の先から左折して、白川を渡り左岸方面を遡る。やがて上津久礼の田圃に中の眼鏡橋(写真1参照)に着いた。


圃場整備で流路が変わり水は流れなくなった(写真2参照)が、石橋はそのままに周りを公園化して残したと云う。


向かって左側のアーチ(写真3参照)は、瀬田下井手が流れていた。


向かって右側のアーチ(写真4参照)は,、津久礼井手が流れていた。


アーチの内側(写真5参照)を観る。


説明盤(写真6参照)は一部破損しているので全文は読めないが、津久礼井手が底が浅く、両井手に高低差があったことが分かるとある。
「・・・津久礼集落は、もと白川沿いにありましたが、水害が絶えず、延宝6~7年(1678~1679)頃、現在地(移住し)ました・・・」と読める。



菊陽町の白川河岸平野から、ニンジン畑が広がる台地(写真7参照)に上り、古閑原眼鏡橋を目指し走る。
写真は古閑原眼鏡橋から菊陽杉並木公園に移動中の写真だが、上井手(堀川)は、写真の右手、台地がもう一段高くなる際を流れている。


古閑原眼鏡橋を後にして、左側に大津街道の杉並木と右側に堀川北側の台地縁の緑を見ながら、写真7にあるような風景の中を走り菊陽杉並木公園の入道水眼鏡橋(写真13参照)に到着する。


橋(写真14参照)は、杉並木公園グランドの東北隅の池に架けられていた。
この池は、公園一帯の雨水調整用の溜池と解釈した。


池に設置された木橋の上からの景観(写真15・16参照)


説明盤(写真17参照)には、「・・・瀬田上井手の入道水菅原神社参道に架けられていました・・・特徴である真円に近いアーチ部は昔のままの姿をしています。」とある。
平地に復元しているので原型復旧は無理でも、橋面を太鼓橋風にしてもえたらもっとよかったかなとも思った。


説明盤には、菊陽町指定文化財の他の三つの眼鏡橋(写真18参照)の概略説明と写真がある。


菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ前で演奏会(写真19参照)を催していた。
農産物直売所で弁当を買い、食しながら演奏を楽しませていただいた。演奏者は中学校の先生らしく、話が旨い。
当初は10人程度聴衆だったが、私が食べ終わる頃には30人程度になっていた。


お腹も心も満足して帰途に就く。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)25km→古閑原眼鏡橋21km→熊本(自宅)
所要時間5.5時間(実4時間) 総計46km 走行累計36,955km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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