作品名 『律法の石版を受け取るモーゼ 』
マルク・シャガール国立美術館に展示されているのは、
ほとんどが1960年から1966年に描かれた作品です。
そして、そのほとんどが 「聖書のメッセージ 」 です。
(4月7日のブログ参照 )
『アブラハムと三天使 』
シャガールは、多くの作品をフランスに寄贈しました。
『モーゼと燃える茨 』
そうして生まれたこの美術館 ・・
『イサクの犠牲 』
シャガールは、この美術館を 『家 』 と呼びました。
『ヤコブと天使の闘い 』
1973年7月7日、当美術館の落成式に際し、
『人々が平和、精神性、信仰心、人生の意味を見出せるように、
これらの作品をこの家に置いていきたい 』
と語っています。
『楽園を追放されるアダムとイブ 』
『聖書は自然の共鳴の如くであり、
私はその秘密を伝達しようとしたのです 』
『ヤコブの夢 』
『私の生まれ変わりの土地であるフランスに、
これらを残そうと思いました 』
『ノアと虹 』
シャガールは、聖書に魅せられた画家です。
『楽園 』
しかし、一宗教の枠を超えて、こんなふうに語っています。
『宗教の如何に関わらず、誰でもが悪意や興奮から離れて、
ここで夢を語ることが出来ます 』
シャガールの言葉には、愛が満ちあふれています。
シャガールが美術館に併設することを希望したコンサート ホール ・・
シャガールの晩年の作品となる
ステンドグラス 『人類の創造 』 と一体になっています。
コンサートのとき、
開かれたグランドピアノの蓋にステンドグラスが映りこみ、
シャガールが伝えようとした世界がそこに広がるそうです。
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