10世紀頃より、実に多くの王が統治してきたフランス ・・
ブルボン朝と呼ばれる時代に君臨したルイ14世 ・・
その権勢の象徴であるベルサイユ宮殿 ・・ そして大トリアノン
(4月19日のブログ参照 )
大トリアノンもまた、
歴代の王の歴史とともに今日にいたっています。
18世紀末のフランス革命の後、
フランスは第一帝政時代を迎えます。
国王 (皇帝 ) となったのがナポレオン1世です。
Napoléon Bonaparte
ナポレオン・ボナパルト (1769年ー1821年 )
ボナパルト朝と呼ばれるこの時代に、
大トリアノンはナポレオン1世により改築されます。
寝室に飾られているのは、
ナポレオン1世の第 2の后 マリア・ルイーザの肖像画です。
Marie Louise
マリア・ルイーザ (1791年ー1847年 )
時の王とともに改築が加えられてきた大トリアノン ・・
1830年のフランス7月革命後王位に就いたルイ・フィリップ 1世 ・・
Louis Philippe I
ルイ・フィリップ 1世 (1773年ー1850年 )
フィリップ1世の后 マリー・アマリー
Maria Amalia
マリー・アマリー (1782年ー1886年 )
その後、
大トリアノンはマリー・アマリーへと受け継がれていきました。
また、こんなおもしろい逸話も残っています。
1717年、全ロシアを統一したピョートル1世は、
ベルサイユ宮殿の建築様式を学ぶために、
しばらくの間大トリアノンに滞在したと伝えられています。
(2010年 9月17日のブログ参照 )
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