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Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

François Pompon フランソワ・ポンポン

2019年01月28日 | ヨーロッパ

ダルシー庭園 では、



いろいろな種類の造形物を見ることができます。



こちらの噴水は、
かたちのおもしろさもさることながら、



3人の子どもたちと、



3匹のカエルがにらめっこ ・・・



いちばんの見ものは、



有名な 『白熊 』 のレプリカです。



動物の彫刻で有名な、



François Pompon
フランソワ・ポンポン (1855年ー1933年 )
の代表作品です。
ブルゴーニュ生まれのポンポンは、
10代の頃 ディジョンで墓石工をしていました。



その後彫刻家を目指し、紆余曲折を経て、
『考える人 』 の作者 ロダンの
助手となります。
1917年 ロダンの死を機に、
自らの作品づくりに没頭したポンポンは、
超晩成の彫刻家といえるでしょう。



フランスの切手にもなり、


(ウィキペディアの写真より )
パリ オルセー美術館 でも
人気の展示物である 『白熊 』 は、
1922年 ポンポンが67歳の時の作品です。


(ニューヨーク メトロポリタン美術館所蔵 )
署名のある別の白熊は1923年の作品です。



ちなみに、
ポンポンが動物をモチーフに選んだ理由としては、
フランス革命以降、貴族が所有していた動物たちが、
動物園というかたちで次々に一般公開され、
庶民の間に動物人気が高まったことが
あげられると思います。



このフクロウもポンポンの作品 ・・・
実は、
フクロウはディジョンの街と深い関わりがあります。
それについては追って紹介します。

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