Salsa する?

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キューバ 不思議な。。。

2011-07-14 19:22:49 | キューバ


不思議な国、キューバ。
未だ、独自の社会主義を貫いてる国。
フィデル・カストロが1959年キューバ革命で
バチスタ独裁政権を倒し半世紀近く共産党のトップ
に君臨していた。
アメリカと断絶して「平等主義」を徹底して貫き、
アメリカの文化も全く入ってこない。

でもここ10年位は日本からの観光客も行くようになってきた。
この2年の間に、私の知人も3人がキューバに赴いた。
3人の感想は極端に違っていたのが面白かった。
1人は9人のツアーで現地人のボディーガードつき。
キューバの不便さに2度と行きたくないと仰る。
日本のように食べ物も生活様式も豊かではないと
頭で理解してても実際現地に行くとビックリしたと。

2人目と3人目は同じツアーで行き、特別コースだった。
その2人は国立のダンススクールのような所で3日間の
集中レッスンを受けたと言う。
2人ともon1しか知らなかった。
初めてのキューバに1人はキューバの何でもありに
戸惑い、その後遺症か?帰国後、on1も怪しくなった。
多分、もう1度キューバに行くようには見受けられない。
どうやら彼はキューバが苦手になったようだ。

3人目はサルサレッスンを受けてると、スクールの人から
on1はどんなふうに踊るのか見せてくれ。と言われ
キューバの方達の前で踊り、彼女の踊るon1に
彼らから拍手喝采をもらった。
彼女はキューバにはまってしまった。
多少の不便も全然気にならない。
とにかくサルサも生活全般も「何でもあり」が彼女の
心をオープンにしたのだった。
彼女の綺麗に整ったon1は感情移入されたon1?
にガラリと変貌。
on1でもないキューバンでもない彼女独自のサルサになった。
たった3日間キューバでレッスンを受けただけで何か
が開眼したのだ。
帰国したばかりなのに、またキューバに行きたいと言う。
恐るべしキューバ!です。

人によって、こんなに好き嫌いが出る国は珍しいと思う。

キューバは配給制なので物資が少ない。
街には日本の様にゴミも落ちていないそうだ。
課税されないので品物は安いと言う。
でも給料は薄給なのだ。
キューバの医師ですら薄給なため、医師が海外へ流出
する原因になっているそうだ。
キューバの最大の特徴は医療と教育がタダと云う事。
でも、この教育も個々の資質にあわせたもので
色々分れていて無駄がない。
だがドロップアウトする人もいて、その人達を救済
する学校もある。
なんだか至れりつくせりな感じです。

こんな抑圧された状況下で、彼らキューバ人が
解放されるのはカッシーノを踊る時のようだ。
家で、ストリートで、飲み物だけで踊る。
彼らの唯一の娯楽は踊り。
限られた中で楽しむ。
だから踊りに関しては、「何でもあり」なのかもね。

今現在、キューバは大きく変わる岐路にいる。
それは2011年4月19日フィデル・カストロ氏84歳が政界を引退。
カストロ氏の弟ラウル・カストロ氏79歳が議長に選出された。
84歳から79歳にバトンタッチ!?
この半世紀の間に後継者が育たなかったのか。。。?
不明だ。
身内で世襲したご近所のお国みたいですが。

キューバ革命以来掲げた「平等主義」から脱却を
宣言。
これまでの手厚い保障は見直される事になるようです。

貧富の差が出来て、キューバがどのように変わるのか
予測はつきませんが、経済苦境を乗り切ってキューバの
まだまだ知られざる文化を世界に広めてほしいと願います。

今日、何故「キューバ」について書こうと思ったか。
ちょっとした事がきっかけ。
サルサレッスンを受けに行った時に、1人の若い女性が
チェ・ゲバラのTシャツを着ていた。
若い日本人女性が着るのは、かなり珍しいなぁ・・・と
思って見てました。
そこにアラフォーとおぼしき女性が
「このTシャツ変わってるね」と目ざとく見つけた。
着てる女性が当たり前のように
「チェ・ゲバラ・・」と一言
アラフォーさんが「誰?」と聞き返す
着てる女性「・・・」無言
私が「チェ・ゲバラだよ」とおせっかい
アラフォーさん「誰?有名な人?」
私「キューバの有名な革命家だよ」
アラフォーさんはどうもTシャツの若い女性と私の
微妙な空気を読んだようで
アラフォーさん「知らないと恥ずかしい事?」と
訊いてきた。
私が「うん!」と間髪入れずに答えた。
こんなやり取りがきっかけでブログで書いてみようと
思ったわけです。

今日の帯表紙はキューバのチョコバナナ♡
スゴイ綺麗な色♪キューバっぽいでしょ。
食べてみたい人と食べたくない人に分れると思いますよ。
因みに、私は食べてみたい人です。

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フィデル・カストロ氏とチェ・ゲバラ氏のツーショット!!

コメント (1)
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