ナントカ花札鑑賞会

世の中で販売されている独自デザインの新しい花札、「ナントカ花札」たちを紹介します。

海外で作られた花札 ②

2020年09月16日 | ナントカ花札紹介
本日紹介するのは、アメリカのイラストレーター・Kelly McKernan氏によって作られた「INTERLUDE花札」です。


早速パッケージから見ていきましょう。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、全面に銀の箔押し印刷がされていて、高級感のある作りになっています。ゴシック風のデザインも素敵ですね。


さて、いったいどんな花札が登場するのでしょうか?
まずは五光札を見てみましょう。

右上から「松に鶴」「桜に幕」「芒に月」「柳に小野道風」「桐に鳳凰」 ですが、一見花札とは思えないくらいの、オリジナリティあるデザインですね。
水彩画で描かれたイラストが非常に幻想的で、それぞれの札がまるで1枚の絵画作品のようです。


この絵画的な札ですが、実はさらなる仕掛けがあるのです。
例として1月の松の札4枚を挙げてみましょう。

見ての通り、月の札が横につながっていて、4枚を並べると1つのデザインになっているのです。
イラストの世界観もさることながら、アイデアが秀逸ですね。
ちなみに左から「松に赤短」、松のカス札2枚、「松に鶴」になります。


とにもかくにも見ているだけでも楽しめる、魅惑的な花札です。
表現の可能性の広さを示してくれた作品ともいえると思います。


その他の札のデザインや細かいディテールなどは、Kelly McKernan氏のウェブサイトもチェックしてみてください。日本からも通販で購入できますので、気になる方はぜひ手に入れてみてくださいね。



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