「循環取引に対応する内部統制に関する共同研究報告」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について
日本公認会計士協会、日本監査役協会及び日本内部監査協会は、「循環取引に対応する内部統制に関する共同研究報告」を、2024年4月8日に公表しました。
「循環取引は、行為の実行者が単独で行うよりも、組織内、組織外の共謀者と通じて、組織の内部統制の盲点をついて行われることが多い。本研究報告は、このような問題意識から、不正の3要素(動機、機会及び正当化)のうち、循環取引を行おうとする動機を生み出す組織風土、組織構造、また循環取引を行うことができる機会をもたらす組織構造、内部統制について検討し、結果的に循環取引を阻止するような組織、内部統制の在り方について、日本監査役協会、日本内部監査協会、日本公認会計士協会が共同して研究し、取りまとめたものである。」(1項より)
以下のような内容の20ページほどの報告書です。
1.本研究報告の目的及び範囲
2.背景
3.循環取引の概要と特徴
4.内部統制による循環取引への対応
5.全社的な内部統制
6.防止的内部統制
7.発見的内部統制
付録 過去事例の紹介
公開草案に対するコメントの概要及び対応についてをみると、コメントに対応して、見直しがなされた箇所もあるようです。