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業務上横領容疑で告訴状 千葉・土地改良区、職員巡り提出(日経より)

業務上横領容疑で告訴状 千葉・土地改良区、職員巡り提出

千葉県干潟土地改良区という土地改良区が、停職中の事務局長(57歳)に対する業務上横領容疑の告訴状を提出したという記事。

「事務局長は7億円以上の流用を認め「1999年ごろからやっており、先物取引に使った」と話しているという。改良区は事務局長への損害賠償請求も検討している。

関係者によると、事務局長は2010年ごろから今年2月にかけて、支区からの預かり金や国と県からの補助金など約5170万円を流用した疑いがある。96年から1人で経理を担当していた。」

県による検査のやり方も問題になっているようです。

事前通告検査が常態化 有識者会議指摘、千葉県改善へ 改良区不明金(千葉日報)

「同会議と県によると、土地改良法に基づく改良区の検査は抜き打ちが国の指針で原則。しかし、県は干潟を含め、遅くとも2000年から対象の全改良区に検査日を事前通告していた。

改良区の規模にかかわらず、どの検査も1日で済ませており、干潟など事務局担当者がいる改良区では役員の立ち会いや聴き取りを行っていなかったという。

有識者会議は「(不正発覚を回避する)事前工作をさせないように無通告検査を実施し、検査日数も改良区の規模に応じて見直しを。必ず役員の立ち会いも得るべきだ」と指摘。帳簿の照合も、干潟などの大規模区では、金銭出納簿の残高と預金残高証明書の金額といった「総額の一致」で適正と判断していたため、今後は、通帳の詳しい金銭出し入れ記録や支出先のチェックが必要とした。」

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