「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・18常夏」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・18常夏」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

 24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。

源氏物語巻名歌・18常夏

歌の背景

光源氏三十六歳。夕顔の面影がある玉鬘への思いがつのる源氏は、玉鬘の父である内大臣に、夕顔の遺児である玉鬘を対面させることを検討する。

「撫子の とこなつかしき 色を見ば もとの垣根を 人や尋ねむ」光源氏

 「山賤(やまがつ)の 垣ほに生ひし 撫子の もとの根ざしを 誰れか尋ねむ」玉鬘

 返歌

「撫子に 光源氏の 誠実は 隠しきれない 妄想が出て」

「謙遜は 若々しくて 優しくも ひとしお募る 苦しい思い」

(どうしてこうもあらずもがなな恋をしてしまったのか)
源氏の殿の玉鬘への想いは、未だお定まりになりません。
(六条院に住まわせたまま、婿を通わせて大事に世話をし、人知れず忍び逢い、この気持ちをなぐさめようか)
と、親らしからぬこともお考えです。
一方、内大臣も、ご落胤として名乗り出た近江の君に、困り果てていました。 お父さまに似て、きよらかな面立ちでいらっしゃるのですが、野育ちで、和歌や礼儀作法のおたしなみもございません。 弘徽殿女御(こきでんのにょうご)に行儀見習いを仰せつかると、近江の君は有頂天になって、文に歌を書きつらねて贈りますが、その文は、主文は凝りすぎ、用件は具体的すぎで全体にくどくどとしていて、また歌は支離滅裂といった具合です。 女御さまの困惑や、侍女たちの失笑もよそに、天真爛漫な近江の君は思い切りおめかしもして、お会いできる日を楽しみにお待ち申し上げます。

参照

https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/

https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/2493/#toc-24

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