深夜、冷蔵庫を開け冷凍庫の残り物の確認
母が生前いつでも食べれるようにと調理してあったものだ
カボチャ
秋刀魚三枚下ろしの味付け
沢山だ
１つ１つ確認しながら母のありがたさが身に染みる
その中で見つけたブロッコリーの冷凍
プリン、メロン用と書いてあった
プリンとメロンの大好きなブロッコリー
大抵は私が調理するのだが
毎日、開ける冷蔵庫
冷凍庫の中は解凍すればいいだけの物がギッシリ
綺麗に並んで入っているのを１つ、また１つ取り出して
全てに日付が付いてる
几帳面な母だった
ブロッコリーを解凍して
プリン・メロン、私のお母さんが作ってくれてた最後のご飯だよ
大粒の涙が味付けになった
新鮮な内に湯通ししてあったので
レンジでチンして出来上がり
ドックフードに簡単にトッピングしただけなのに
器に向かって手を合わせた
とことん、ゆっくり
とことんじっくり
味わって食べてね
涙を流す私を不思議に見つめるプリン
いつもなら慰める為に走ってくるのだが
ご飯が優先らしい
不安な顔をして見つめる
ゆっくり食べてねって言ったのに
あっという間に完食
プリンもメロンも家族の一員として愛してくれてた
いつもより美味しかったのね
満足したか(-＿＿＿＿＿＿＿＿-;) ウッ・・・
お母さん愛の深さに今日も泣きました
*：・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*
私は親孝行娘だったかな？
いや最後まで親不孝だったかも
まだ親不孝の泣き虫してます
バラ珍を見て、テッシュを奪い合った事もあった
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プリンちゃんにベロベロされて
喜んでた母だった
プリンの満足な寝姿を見てますか？
最後の愛情ご飯にプリンもメロンも満足
お母さん最後まで泣かせてくれますね
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