みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

覗きの怪

2010年05月24日 | インポート

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              沢山のコメント有り難うです

          いっぺんにコメント返せないけどゴメンよ

       多忙の為にコメが残せなくても必ず応援には行くもん

              だから気軽にコメ残してね

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          某金融関係の仕事で東京で1人暮らし

         職場には寮があったが、たまたま内装中

内装が終わり次第の入居なので仮住まいの数日間だけのアパート住まい

       隣の人の声が筒抜けの6畳一間、小さな台所

        トイレが共同の池袋に建つ小さなアパート

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    引っ越したその日の夜、友人たちと待ち合わせして食事

    『みゆきの住むアパートってサンシャインの近くだっけ?』

            『うん〇〇〇荘ってアパートだよ』

               『仮住まいだよね?』

             『2週間の辛抱ってとこかな?』

       『〇〇〇荘って線路の側のアパートじゃない?』

             『そうだよ何で知ってんの?』

              『何でだろ?何だっけ?』

        『思い出せないって事は大した事じゃないって』

    すぐに話題も変り盛り上がって帰宅したのは午前1時過ぎ

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      飲みすぎたのか倒れこむように眠ってしまった。

           何時だろ、もう通勤ラッシュか?

                 目が覚めた。

        カーテンを少しだけめくって見たら外は暗い

                 時計を見た

                  午前3時

          うるさいのは隣の部屋の住人らしい

           引っ越したばかりだ、ここは我慢

           しかし耳栓が必要な程にうるさい

            戸の開け閉めがうるさいのだ

    騒音と言っても、音楽がジャンジャン鳴ってる訳じゃない

         何かを探しているのか?出たり入ったり

          どんな人が居るのか顔は見ていない

        引越し当日に短い間だがと挨拶に行ったが

           ドアをノックしても誰も出てこない

            寝てるのか外出してるのか?

           挨拶のタオルを玄関に置いてきた

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              そして一週間が経った

                我慢の一週間

    夜中のズズズズズッ~の襖らしき戸の開閉を繰り返す音

           壁を蹴って静かにしてと怒鳴りたい

         愚痴を言いたくて友人と待ち合わせした

       『今日は凄いお洒落な店に連れてってあげる』

             『高いお店はパスだからね』

        『大丈夫、今日は私の彼がスポンサーよ』

             彼を紹介すると言う友人

          女同士ではもったいない洒落た店

      『こんな素敵な店に彼といつも食事にきてるの?』

              田舎人まるだしな私

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           弾むお喋りに時間も進むのが早い

『みゆきの住んでるアパートを何で聞いた事があったか思い出したよ』

          『何?まさか出るって話じゃないよね』

                 『何号室?』

            『ど真ん中の102号室だよ』

      『やっぱり事件があった部屋は使わないんだね』

                『何?事件?』

『顔見知りになった隣人を金品目的で言葉巧みに騙して最後は自分の

部屋で殺して床下に埋めてたんだって』

          『でも右側の部屋には誰かが住んでるよ』

       『きっと事件の事を知らない人が住んでるんだよ』

             『その事件ていつごろの話し?』

       『半年くらい前だよ、テレビでガンガンやってたもん』

             殺人事件のあったアパート?

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           そんな話を聞かされ直後は帰れない

              しかし帰る部屋はそこだけ

             電気を点けっぱなしにして寝た

         その日の深夜もドアの開閉の音で目が覚めた

          何の為に毎日のように襖を開閉してるのだ?

     コップを逆さにして壁にくっつけて静かに息を殺して聞いた。

       どうやら壁一枚そっちの押入れの戸を開閉している

        コップを逆さにして聞いてるのは押入れの中から 

             ベニヤ板一枚だけの薄い壁

                 何か呟いている

                『どこに隠した・・・・』

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               『どこに隠れた・・・・』

      何度も同じ言葉を繰り返し押入れを開け閉めしている

        ふっと押入れに小さな5ミリ程の穴を見つけた

               覗くなんて・・・・駄目

           と思いながら好奇心に勝てない

         私は慎重に、その穴から向こうを見た

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            そっと穴から覗いたら・・・      

                 見つけた~

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            向こうも同じ穴から私を覗いてた

              見つけた~と言われた私

        その日のうちに私は少ない荷物を持って出た

      アパートには私以外誰も住んでいなかったって言うし

            隣の部屋から私を覗いた人は誰?

      殺されて床下に埋められた人が何かを探していたの?

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                 o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪

            *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪            

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