プチ早期退職者の資産運用+αブログ

共著の本と印税

印税と税金

 仕事の関係で共著の本を書いて印税をもらったことがある。数万円だが、確か10%は源泉徴収されていた。打合せなどは出張で対応していて必要経費は特になかったので、きちんと収入だけを雑所得として確定申告に含めた。

 給与以外の収入がなければ、年末調整している会社員は申告不要の金額だが、私は株式売買益等があり毎年確定申告していた。

 そんなに売れるような本でもなかったので、初版第一刷だけで、増刷はされなかったと思う。追加の印税はこなかった。

 当時、業務関係でも原稿料等は本人がもらえたが、やがて適正な会計処理として会社召上になった。


執筆の経緯

 共著の本だが、編著者として表紙等に出たのは所属組織の幹部の名前だった。出版の話を持ってきたのも幹部だった。実際の執筆者は、「はじめに」の最後に執筆者一覧として記載されただけだ。

 出版してくれた発行元の担当者との間で、当初その幹部を監修とする話をしていたが、幹部の希望で編著者ということになった。監修だと自分の著作物にならないかららしい。その幹部は出世していったが、こういうアピールも効果があったのかな。

 発行元の上層部にその幹部の先輩がいた。打合せや原稿執筆を開始してしばらくすると、とりまとめ担当の私はその発行元に委託調査を出すように指示された。もう覚えていないのだが、内容からして金額は三百万円程度だったと思う。出版予定の本の内容に沿った仕様書を作成して発注した。

 調査報告書の原案は、執筆中の原稿から抜粋して仕様書に合わせて編集して提供した。それを基に発行元は体裁を整え、納入した。出版費用がいくらだったのか分からないが、ある程度は賄えたのだろう。

 本全体を通した内容の整合性のチェックや校正も私がやった。まあ、いい経験にはなった。
 出版後、幹部の指示で会社でまとめて購入され、新入社員等に配布されていた。きわどい話だが、もう20年以上前の昔話だ。

 似たような話は、今でも他の会社でもあると思う。
 社長等が執筆した本を株主に配布する会社もあるし。


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