プチ早期退職者の資産運用+αブログ

保険適用の歯周組織再生療法を受けた

 早期退職後、歯科医院に通って全面的再治療を受けたことを以前記事に書いた。その後は半年毎に歯科検診に通って虫歯の有無と歯周ポケットの深さの確認、引き続いて3~4日通って歯と歯周ポケットの掃除(スケーリング等)をしてもらっている。

 定期的な歯科検診に2~3回通った後、もう1年以上前のことになるが、歯周ポケットの掃除が一通り終わった時、何年も前から1か所だけ深かった歯周ポケットの治療に関して、歯茎を切開して歯周ポケットの中を掃除して薬で骨誘導する治療法があり、保険でできると先生から言われた。切開されるのはちょっと怖い感じはしたが、やてもらうことを即断した。


 後で調べた情報で書くと、歯肉を切開し、歯周ポケット内にあるプラークや歯石を除去し、不良肉芽組織の除去と歯根面の滑沢化するフラップ手術というのがある。その際、治療箇所(歯周組織を再生させたい部分)にリグロスというゲル状の歯周組織再生剤を注入してから縫合し、再生スペースを確保しつつ歯槽骨や歯根膜の再生を促す方法である。

 リグロスによる歯周組織再生療法は2016年9月より保険適用になっているが、スケーリングなどの歯周基本治療を終了した後、医師が必要と判断してからでないとできない。また、歯槽骨が全体的に水平に吸収されている場合にはあまり効果がなく、部分的に深くなっている垂直性骨吸収の場合に効果がある。


 実際の手術自体は、局部麻酔が効くまでの待ち時間を入れても30分ほどで、当日の支払いは1万2~3千円だっと思う。事前にレントゲンを撮ったり、後日消毒に通ったり、少し間をおいて術後の状態を診てもらったりしたが、トータルの治療費は3万円程度で済んだ。

 その後は、3カ月後、半年後、1年後と検診を受けた際にはレントゲンを撮ったので追加で多少治療費がかかったが、初・再診料を入れても1回4,000円程度だ。歯周ポケットの掃除には、別途3~4回通うことになり、1回2,000円前後という感じ(なぜか毎回同じ金額という訳ではない)。

 それで治療の効果についてだが、垂直性骨吸収で歯周ポケットの深さが9~10mmもあった所が1年後で5~6mmとなり、周りより少し深い程度まで埋まった。歯周ポケットが深いとスケーリングでも掃除し切れないので、4mm程度でも浅くなるのは意味がある。また、慢性的な炎症が治まり、出血も見られなくなっいる。私の場合は、効果ありだった。


 先日、定期的な歯科検診に関して、日経ビジスネスに興味深い記事があったので紹介しておく。歯科検診を定期的に受けている人は、アテローム性動脈硬化症(血管の壁の中に粥状のコレステロールがたまり、血管が硬く狭くなった状態)と判定される確率が定期的に受けてない人の半分以下になる。重症の歯周炎の存在がアテローム性動脈硬化症の存在と関係していることを示唆するデータがあり、定期的に検診を受けると歯周病のケアもしてもらっているので重症の歯周炎になっている人の割合が小さくなるかららしい。



 おまけで我が家のアメショーの写真を1枚。最近使っているパソコンは以前子供が使っていた机の上に置いてある。私が椅子に座ってパソコンを使っていると、いつの間にか足元に来て寝そべっていることがある。



 この子(といってもシニア猫)は、慢性腎不全で朝晩薬を飲み続けているが、5月頃から鼻詰まりやくしゃみが治らず、抗生物質(途中で種類を変えたりもしている)を飲ませたり、点鼻薬を使ったり、食欲が落ち体重が減ってきたので点滴したりを続けている。

 この間までは毎週(最近は2週間に1回)動物病院に連れて行っていたが、毎回1万円以上かかる。あいかわらず、この子が我が家で断トツに医療費を使っている。


【2022.10.15追記】

 シニアになってくると自分の親が認知症になるのを目の当たりにし、認知症だけはいやだなと思う。歯周病は色んな病気につながるというのはよく言われるが、認知症の原因物質の発生源になるとのこと。



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