プチ早期退職者の資産運用+αブログ

29年間続けた純金積立を止めた

 1994年5月から29年も続けていた純金積立を2023年5月末で止めた。


 純金積立は途中で積立金額の変更等をしながらも29年間続けていたが、金価格が過去最高値圏になったこと等を考慮して、先月末で終わりにした。金価格の長期チャートに私の積立期間を図示すると次の通りだ。


 出所:チャート部分は三菱マテリアル(https://gold.mmc.co.jp/market/gold-price/#gold_longspan)

 積立当初は毎月10,000円とボーナス時10,000円で年間140,000円で続けていた。その後金価格が少し下げていたので1996年には毎月の積立額を15,000円に増やしたり、1999年5月には月間50,000円分のスポット購入をしたりした。その後、2003年には毎月10,000円に戻し、2006年には毎月5,000円に下げ、ボーナス時はなしにした。

 長期チャートでは目立たないが、当時の値動きとしてはそれなりに変動していたため、それを眺めながら安い価格で多く買えるように積立額等を操作していた訳だ。うまく行くとは限らないのでお勧めはしないが、ドルコスト平均法を強化するやり方になっている。

 2011年には毎月3,000円に減らす一方、金に比べて安くなってきたプラチナの積立を毎月7,000円で始めた。また2014年にはプラチナ積立を減らして純銀積立も始めた。純金積立は止めしまったが、プラチナ積立と純銀積立は継続している。

 積み立てていた金は途中で稀にごく一部を売却したこともあったが、2016年末頃に積立残高は1.4kgに達していた。そのまま現在まで保有していれば一財産という感じだが、その後は金価格の上昇に合わせて少しずつ売却していったので残高は減っていった。譲渡所得の特別控除50万円を活かすためでもあった。

 残高は減る一方なのに、史上最高値圏での積立を続けると平均取得価格が上がり続けてしまう。1g 1,000円以下の頃も経験している私にとっては、今後さらに高くなる可能性はあっても、もう買う気が起きない水準になった。そのため、買取価格が9,000円/gを超えたので20g売却した後、積立金額を0円にして積立を止めた。

 貴金属の積立契約は継続(プラチナと純銀の分)していて、積立金額の変更によって再開するのは容易であるが、ちょっと暴落したくらいでは再開しないと思う。逆に売却は続ける予定で、今は金の買取価格が10,000円を超えたらまた一部売却しようと待っている。

 一部売却開始が早過ぎたとは思うが、純金積立を29年間続けたのは間違いではなかったと言える。この数年間に始めた人でも今は順調だと思う。将来のことは分からないし、先は長いので結果的にうまくいくかどうかは運次第になってしまうけれど、資産運用とはそんなものだ。




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