BAR pulito mese

北の街札幌でpulito meseという
お店を営むママの奮闘BLOGです!!
笑ったり泣いたり怒ったり^^:

「雨は見ている、川は知ってる」銀色 夏生。

2006年04月28日 | ♪^^銀色夏生

「私が」

 

私が

あなたのもとを

おとずれて

愛してるといいますね。

私が魚の姿をしていたり

鳥の姿をしていても

それは

私ですから

ちゃんと

伝えにいきますね。

あなたのまわりのあなたにみえる

いろんなものにみせかけて・・・。

銀色 夏生。


tears・・・。

2005年10月15日 | ♪^^銀色夏生

 

何があなたを抱きしめたの

夢うつつの日々

秋の夕暮れの恋人となりはてた

あなたは

たき火の煙のまなざしを

宙にさまよわせている

私は  と言えば

困りはてた一本の木

何もかもを超えていく

勇気をください

「これもすべて同じ一日」より  銀色 夏生。

 

昨日、「サヨナラの向こう側」を姉の友達が
歌った瞬間
もう一人の姉の目から
涙があふれた・・。

私は何も言わなかった。

きっと、本当は声をだして
子供のように泣きじゃくりたかったのだろう。

何度も、あふれでる涙を
流れないように
おさえていた・・・・・。

私は何も言わなかった。

「母さん・・・うちの母さんって、
本当に優しい人だね。
最近、会うたびにそう思う。
純粋な人なんだと・・
純粋に優しい人なんだよ・・・」

と、私にいった・・・。


私は、何も言わなかったけど
姉は笑っていたけれど
本当は
胸がはちきれそうな何かの思いを抱いて
車を走らせてきたんだと
思った・・・。
だから、何も言えなかった・・。


「心の運転が上手にできていけたらいいね」
と、お互い短いメールを
送りあった・・。

いつでも、帰っておいで・・・。

おねーちゃん・・・。


雨の日に読む「銀色 夏生」

2005年08月26日 | ♪^^銀色夏生

「そしてまた 波音」

わかったことは私たちが
どうしても何か最後のところで近づけないこと

となりにいても
絶望的に遠い
この距離はなんだろう
それをあきらかにすることが
二人を会えなくさせる気がして
はっきりとさせないまま
ふたりしてここにいる
ひかれあっていても
近づけない二人
と呼ぼう

「銀色 夏生」


人はいつまで夢をみていられだろう
人はいつまで何かをはげみにするのだろう

時々未来の暗闇をみて
そこしれない怖さを感じる

そんな時には
ふりかえってみる
過去はどうにか生きてきた
今までのようにやっていこう
同じようにやってみようと

「銀色 夏生」

時間をください
力をください
気持ちをください
終わりのない歌をください

僕を包んで
抱きしめたまま歩いてくれるものをください
何にもまどわされないように
強く思いつめたまま生きていけるように

「銀色 夏生」


後はもう
流れにまかせよう

流れるままにまかせよう
という提案・・・。

「散りユク 夕べ」

その時僕が思ったことは
みんな
うたがいながら信じているんだ
ということ

人の心は弱いのだ

信じながらもうたがい
うたがいつつも信じている
この可逆さかげんはどうだろう

光と闇をいったりきたり

時々

まるで人は
うたがう競争をしているみたいだと
思うことがある

でも最終的に勝つのはいつも
信じた方だ
最後の最後のことだけど

勝つといっても心の中のことだけど

「銀色 夏生」


僕たちは大人だから
どっちにころぶこともできる

感情はコントロールできなくても
行動はできる

我慢するのは意志の力だ
望みをかなえるのは行動力だ

僕たちは大人だから
僕たちできめよう

「銀色 夏生」


「散りユク夕べ」

百の思惑

千のため息

窓の向こうは

散りゆく夕べ

あなたに逢いたい

逢いたいと思う

けれど逢えない

散りゆく夕べ


想う人はだれですか

それほどに

胸が痛むほどに


百の後悔

千の希望

窓もなくなる

散りゆく夕べ


「銀色 夏生」


今日は雨・・・です。
久しぶりに、
銀色夏生の本に目をとおしてみました。

暖かい日差しの下で読むのも
いいけれど
たまには、雨の日によんでみるのも
いいのかな・・・。


すみわたる夜空のような・・・。

2005年05月30日 | ♪^^銀色夏生
「忘れな草と青い空」 



忘れな草が咲いていた
 道に線を引いて
 
その上を歩いた 

どこまでも道がとぎれるまで

 見上げると青い空だった


 君が居た頃は
なにもわからなかった 
本当に 
何も 


どんなに君を好きだったかも

人との関係も
大切な事も

 失っってはじめて気づいたけど

 今だってたぶん
まだまだ霧の中だ


 遠く過ぎないとわからないなんて
 どうすればいいんだ


 ひとつだけわかったこと
 胸に深く刻んだ事は
大事にすること
 とにかく 
大事にすること 

好きなものはどんな時でも
ただ馬鹿みたいに大事にすること・・・。


「銀色 夏生」詩集より。




これもすべて同じ一日・・・。

2005年04月15日 | ♪^^銀色夏生
雨は花束 気まぐれは あなたも同じ


僕たちは
歩いて 迷って たどりつく

そこは
白いものが点差する所
雨が霧になる所

こんなところへ来てしまうと
もう何もかも
どうでもよくなるよね


しゃがみこんで足もとをみつめる
草の葉に水滴がくっついてる
立ち上がって遠くをみつめる
ここからみえるいちばん遠く
霧よりも空よりも できるだけ遠く

その二つの動作の間で僕が
よろけたりする

あなたを愛するという事は

つまりそんなことだろう

銀色 夏生。



「憂鬱の階段」


てんてんを辿ってゆくと深い森へでたのです。
その森がひらけたところ。
わたしたちは、泣いて笑って、どうしても
つらいというのでした。
きいろい。なのはなはきいろい。
あのヒトは、きいろのあいまをくつで飛んでゆき、
初恋の詩をうたいます。
そのむこうをふちどるのは、
レースのような、木なのでしょう。
わたくしたちは、それでも、
やはり、これからも生きてゆくと思うのです。
生きてゆこうと思うのです。

銀色 夏生。


「思い出の飛行船」

あなたはずっと考えていましたね。
海へ行っても、悲しくて。

砂にあとをつけたのは、ことり。

りんどうの空。
素肌に無機質な口づけ。
羽を広げた鳥たちは、目の下を飛び交います。

さよならが今日でした。

銀色 夏生。




ただ黙ってみつめあうことの奇跡・・・。

それから という嘘・・・。

もう二度と迷わないという約束・・・。

それなら という嘘・・・。

けしてあなたを忘れないという確信・・・。

さよなら という嘘・・・。

銀色 夏生。


春の野原 満天の星の下

2005年03月05日 | ♪^^銀色夏生
色んなことを考えはじめると心細くなり気弱になって眠れなくなり

まるで川の流れにくるくると翻弄されてる一枚の落ち葉のように

自分を思ってしまうから

私は大きな山だと思おう

岩のようにかたく強く重くしっかりとした山

大地にしっかりとすそ野をひろげ

ゆらがずゆうゆうとすわっている山

遠くまでみわたせて 近くもみえて

落ち着いて落ち着いて 深呼吸もできる

やわらかくなだらかな稜線をもつ緑深い山

自分を大きな山だと思って 眠りにつこう


銀色 夏生。




少し前の、

後悔ばかりしていた自分を超えよう。

何かが正しく
何かかがまちがっていたなんて。

どちらが正しく
もう片方がまちがっていたなんて。


事実があって、感情があるだけだ。

その感情をささえるのが今ならば
何かを忘れ去るのではなく
何が私にくっついても
許せるような強い自分に

今はなりたい。


銀色 夏生。




「信じるというゲーム」



信じるというゲームから
また一人
おりていく

わたしなら
最後まで続けたい
このゲーム

恋人を信じきり
信じぬく
愛情は人生への挑戦

とても楽しいという
ゲームとは違うかもしれないが
さきぼそる有資格者の
少々の人々にだけ
味わえる独特の境地はあるはず

信じぬき
信じきり
もろともに
落ちても花

なぜこうも
思うのかというのなら

これほどの信頼を
あの人こそが
くれたから。

銀色 夏生。




いつどこがどんなふうにかは わからないけど

すべては変っていくだろう

希望は明日へすいよせられる

変化という包容力


さっぱりとしたいさぎよさの

毎日がはじまる。



春の野原 満天の星の下より・・・。銀色 夏生。


「あの空は 夏の中」

2005年01月05日 | ♪^^銀色夏生



「ストローの袋が秋の空を飛んだ 波に落ちるとそれはとけてしまうのだった」

恋よりも強いある愛の中で
私たちにしかわからないとても価値あるものの中で

それがとても大切で貴重であると私たちはしっていて
私たちが知っているということを
私たちは知っていて
一点の曇りもなく確信できて

そのことをちゃんとわかっているなら
私だけでなく
あなたもちゃんとわかっているなら
私だけでなくあなたもわかっているとわかれば

もう それだけでいいのに・・・。

銀色 夏生。


「言葉は心を伝えない」


言葉は心を伝えない

言葉が心を伝えない事は

悲しいことではない

言葉が心を伝えてしまったら

困る事がたくさんでてくる

伝えられなかった心の中にこそ

最も大切な尊い何かがあるのではないか

それがお互いをまもるのでは、ないか・・・。

銀色 夏生。




自分以外のものを愛することは
結局、自分自身を知ることに他ならない

自分自身を知ってもなお
他者の不在を痛感するのなら

その者こそが自分にとって必要な他者
自分の欠けた一部であろう


一般に、恋愛を恋愛であらしめるものは
「約束を交わすこと」にある。

どんな約束でも、
それをめあてに恋人たちは次の方向をきめる。
だが真の恋愛とは、
約束のないところに存在する。

それは孤独であるがゆえに純粋である・・・。

銀色 夏生。

好きなままで長く・・・。

2004年12月19日 | ♪^^銀色夏生
あなたの言葉はつなぎとめられず

虚空をすべる

結ぶたびに

ほどけて

私の手には何も残らない・・・。


私はもう一度だけたずねる・・・。

今日について・・
明日について・・

それでも最後まで
あなたの言葉は

未来とは無関係・・・。

「未来とは無関係」 銀色夏生。



あなたにはどこかはかり知れないところがある・・

明るく力強い

あなたの心の奥には
深い井戸がある・・

どんな夏の暑さの中でも
その水はつめたい・・


私はあなたから吹く風で
すずしくなる・・

吹く風はすずしいけれど
木陰のようにすずしいけれど


あなたの瞳に井戸を見るとき
私は悲しくなるので

あなたの井戸で泳いだり
そこでスイカをひやしたりしたいなと思うんだよ・・・。

「その水はつめたい」 銀色夏生。

「あんなことでは泣かない・・・」

2004年12月06日 | ♪^^銀色夏生

願いをこめて祈りをこめておとなしく

ただひたすらに生きていく

変わり者といわれた

暗い人といわれた

そう思われても仕方ない

納得できることばかり


私はあんなことで泣かないの

私が泣くのは別のこと

小さくてありがたくずっと大切にしてきたあることが

傷つけられたときにだけ

私はたぶんなくでしょう・・・。

「好きなままで長く」銀色夏生・・・。



涙には意味があるから、たやすく泣いたりしちゃ
だめなのかな・・・。
誰かがそんなこと言ってたこと思い出した・・・。