ロシアインターネット投稿で消される元サハリン州知事無念の死

消される訳は?
ロシア側が事実を知っているから

No.61 北方四島返還と元サハリン州知事ファルフトジノフ氏

2017-08-19 18:44:01 | 北方四島返還
Историяпротивостояния
Opposinghistory
DieGeschichte der Opposition
対立の歴史

一週間の休養を取り、少し振り返ってみました。

今のロシア政府の管理下で、たしかロケットの部品なども作っている「エネルギヤ」の社長と私が話をしている時、「ヒロシさんは知事の側近の親友だから」と前置きしてから、「実は、稚内とサハリン州の中間に石油資源があるんです」と社長は話をしてくれました。(私は専門家ではないので、詳しいことは聞きませんでした)

エネルギヤの社長も、元ロシア大統領エリチインさんとサハリン州知事(死亡)との話し合いで「地元の企業としてサハリンに連れて行ってもかまわない」と元エリチイン大統領の許可をもらってサハリン州知事がサハリンに連れてきた企業の一つです。

※ソ連時代は一つの地域で一つの事を完成する事が出来ないようにしていた
サハリン州エリアにある石油・天然ガス等の資源は、モスクワではなく、自分の地元で・・・ということです。


そのエネルギヤの社長の奥さんはサハリン州で副知事でしたが、ファルフトジノフ知事が暗殺されてから、すぐにモスクワに戻りロシア政府上層部のメンバーの一人になりました。
ファルフトジノフ知事の生前、私はエネルギヤの奥さんは知事の側近の一人であると、思っていました。(ヘリコプターには乗っていませんでした。)


もしあのまま知事が暗殺されずに「サハリン国」と北方四島問題への取り組みを実践していたら、今のような日本からの北方四島経済協力もありませんでした。そして元北方四島島民の人達はとっくに(自由に)故郷に入っていたことは間違いないです。

※あの頃、私はサハリン国の大統領になるはずのファルフトジノフさんとよく話をしていました。ファルフトジノフさんは、表向きは北方四島問題について日本には強行反対者のようなふりの絶対的な立場をわざと見せていましたが、本心は違うところにあり、強面姿勢の背景にエリチインさんとサハリン国民に対しての考えがあったことを私は直接聞いています。

日本のマスメディアからの表面的な情報しか知らない方々には俄かに信じられないことだと思いますが、これが真実なのです。

あの時、ファルフトジノフさんは本音(情報)を話すことに様々な制約を受けていました。簡単に言うと、話してしまったら困難な問題が発生してしまう・・・ということです。

歴史に、「もし」はつきものですが、もしあのままファルフトジノフさんが暗殺されずに、知事の職責を担い続いていれば、日本側にとっても良いことがたくさんありました。

例えば、我々はサハリンの石油・天然ガスの契約書・権利権限を持っていたので、日本で石油・天然ガス資源におけるトップクラスの会社になっていたでしょうし、結果として、日本の石油・天然ガスの資源確保もし易くなり、日本国民の生活をエネルギー面から支える事できたはずです。

だから我々は、前にもブログに書いた通り北海道石狩に石油基地を作ることを進め、今も現職の田岡市長(写真)とファルフトジノフ知事の話を進めていました。


ここでも証明される通りプーチン大統領のサハリン石油・天然ガスに対しての権利権限は、まったくなかった。だからファルフトジノフは石狩の田岡市長と話し合った。田岡市長と会っている写真とか見てすべてわかると思います。北方四島もプーチンさんにはまったく関係なかったのです。

今プーチンさんグループが奪い取ってコントロールしている石油・天然ガスの権利のうち〇〇パーセントは我々が持っていたからです。
その時の契約書の原本は今も保有しています。


私たちの組織は「日本サハリン州経済開発促進協会」といい、「日サ協」という略称で呼ばれていました。
この日サ協のメンバーは、色々な立場の方々で構成されていました。
日本の皇室の親族の方や某国首相、某国在日全権大使、大手銀行幹部、弁護士等です。


ただ、ここから少し「おかしいな・・・」と思う事がおきます。
まじめな方だと思っていたK氏が北朝鮮へよくソバの種を持って行くと言っていたり、私が親しくお付き合いしていた公安の人、外事課の人もいるのに、日サ協の陰口をその人らに言い回っていたり・・・。実質的に何の権限も持たないのに、あたかも自分が日サ協をコントロールしているかの素振りで周囲を騙し、その一方で、自分の事業の利益に誘導しようとしていたという事実を知ったときは、私は落胆し、なにより驚きました。

また日サ協という我々の組織の名前と私の名前を語り、五千万円から億単位のお金を持っていった数名の人間もいた。
私は本当に脇が甘いにも程がありました。

次回からまた毎週末に出そうと思います。
saharinhiroshi2@yahoo.co.jp

いろんな人達からコメントを頂いていますが返事が皆さんに遅れて本当にごめんなさい。

コメント
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