Well-Watered Garden

...and you will be like a well-watered garden in the desert.

ファイヤーキング・・・のお話

2005-12-30 | FIRE KING
『ファイヤー・キング FIRE KING』ってご存知でしょうか?

簡単に言うと、アメリカの1940年代~1960年代くらいにかけて作られたガラスの食器です。昔からガラスの器が好きで、プラス、アメリカの古いものが好きで、2~3年前このファイヤーキングに辿り着きました。日本でもちょっとしたブームになっていましたよね?最近でもインテリア雑誌やテレビドラマなどで使われているのをよく見ます。

この写真のジェイド(翡翠色)が一番人気のカラーで、このような小さなボウルののほかにも、マグカップやディナー皿などなど・・・とてもいろんな種類があります。どのカラーも素敵でなんともいえない味があるんですよね~。陶器の器にはない雰囲気が気に入って使っています。(そういえば、代々木上原駅前にファイヤーキングカフェがありましたね・・・)



本場アメリカでも、ジェイドの復刻版が出るくらい、ファイヤーキングはコレクターズアイテムとして(一部の人には)知られています。カントリーアンティーク調の白いキッチンに、ジェイドシリーズのお皿・マグ、ボールなどでそろえるのがひそかな憧れみたいですね。


半年ほど前、アメリカの友人のところを尋ねたときに、友達のお母さんがアンティークモールに案内してくれました。ファイヤーキングはアメリカでもなかなか市場には出てません。でも今回彼女がファイヤーキングを沢山扱っているモールを見つけた、との事で連れて行ってくれました。もちろん、ジェイドなんてめったに見つかるものでもないのですが、・・・(見つかってもすごいお値段ですね。)

でも楽しく宝探しをしていたら、「ファイヤーキング辞典」みたいな本を腕に抱えた50~60才台のカップルに出会いました。実は私達が着く30分くらい前に彼らが来ていて、めぼしいものをほとんど買い占めてしまっていたようでした・・・そういえばレジのカウンターには、レストランウエアのお皿や、エキストラヘビーマグなど山のように・・・

おじさんの方は、スキンヘッドで、一見怖そうな容貌。でも「ブッチ」と呼んでくれ~といって気さくに話をしてくれました。南部のアクセントが強くてなかなか聞きづらかったのですが、すこし話を聞いて見ると・・・

このご夫婦はファイヤーキングコレクターなんだそうです。奥さんはサファイヤシリーズ、ご主人はジェイドを集めていて、家には、ファイヤーキングが山のように・・・。リビングルームとキッチンの部屋のボーダー(天井の上の部分の飾り)に、ジェイドのマグがずら~っと飾っていると自慢しておられました。

「ファイヤーキングのジェイドとレストランウエアで持っていないものはない」とも・・・。3度の食事はすべてジェイドを使って食べているとも・・・

実は自分も集めているんだ、と話したら、「家に来て私のコレクションを見せてあげよう。ビジネスをしたいからいくつか譲って(売って)あげてもいいよ」みたいなことをうれしそうに話していました。アメリカ人の友人に確認して、「自分の滞在の最後にもしなにも見つからなかったら・・・」と話して電話番号とアドレスをもらいました。

その日は 面白い人にあったね・・・ などと友人と話しながら帰りました。

 

数週間後、アメリカ滞在最後の週に「ブッチに電話してみよう!」とのことで、思い切って電話してみると・・・
私のことは覚えているみたいだったのですが・・・


「困るんだ!コレクションは人に見せないし売らない!」


見たいな事を一方的に言われてまるで電話をかけた私が悪い人?みたいな感じで話されてしまいました・・・。


あんなに見せたがっていたのはブッチの方なのに・・・


まあ、欲しかったものは見つかったので、ブッチに売ってもらわなくても良かったのですが、
『ジェイドのマグで囲っているブッチのリビングルームを見てみたかった・・・』
といまでも思い出すことがあります。


PS:ちなみに、いまY!オクでファイヤーキング売っています~。覗いてみてください♪ http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/82245336



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1 Comments

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Unknown (サトケン)
2005-12-31 01:01:58
コメント&TBありがとうございます

ヤフオクも見ましたよ自分も欲しくなっちゃいました



それにしてもブッチの逆ブッチには呆れますね

自分で言ってたくせにーー



また遊びに来ますねではでは~



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