時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

世界卓球が熱いぞ!

2022年10月08日 | スポーツ観戦

多摩爺の「スポーツ観戦(その35)」
世界卓球が熱いぞ!

毎朝のように楽しんでいた、メジャーリーグの公式戦が終わり、
ちょっとした大谷ロスに陥っているが、
テレビ東京とBSテレビ東京でライブ中継されてる「世界卓球2022」が・・・ マジで熱い。

10月7日(金)16時から行われた男子の準々決勝で、ポルトガルを破って準決勝に進出した。
3位決定戦が行われないことから、
準決勝(ベスト4)進出したことから、銅メダル以上が確定した。

第一試合で戸上選手が、相手エースに立ち上がりの第1ゲームを奪われたが、
第2ゲームからは、常にリードを奪う展開で押し切って・・・ 3-1で破った。

第二試合を任されたエース張本選手は、終始相手を圧倒してストレートで勝って、
準決勝進出に王手をかけたが・・・ 第三試合で及川選手が、大接戦の末2-3で惜敗
ここでちょっと、いやな予感がしたが、
第四試合に登場した張本選手は、プレッシャーをものともせず、相手エースを圧倒し、
見事に暗雲を吹き飛ばしてくれた。

強いぞ・・・ ニッポン!
絶対的なエースで、代表チームを牽引してきた水谷選手が引退し、
ガラリとメンバーが入れ替わったチームジャパン、
年齢は一番下だが、経験豊かな張本選手の「チョレイ!」の声を館内に轟かせて欲しい。

準決勝の対戦相手は、開催国で絶対的な本命の中国だから・・・ 苦戦は免れないが、
来年のパリ五輪に繋がるような、キラリと光るゲームを見せて欲しい。
ガンバレ、ニッポン!

そして・・・ 20時30分からは女子の準決勝だ。
昨日の準々決勝でスロバキアを破り、既に銅メダル以上は確定させているが、
決勝を前にして、チームジャパンの前に立ちはだかるのは、
中国から帰化した選手が2名いる、強豪のドイツである。

第一試合を任された早田選手に、いつものようなキレが見られずミスが目立った。
2ゲームずつ奪い合った2-2から、ファイナルゲームは5-8の大ピンチ、
しかし早田は、ここから連続6ポイントを奪って劇的な逆転勝利
さらに第二試合で、エース伊藤が帰化したカットマンの選手を圧倒して、決勝に王手をかけた。

こういった試合を制する時は負けない。
そう思っていたが、第三試合で劇的なドラマがあった。

第三試合は木原選手、対戦相手は・・・ もう一人の帰化選手
2ゲームを連取して、圧勝かと思っていたら、ここから反撃にあい2ゲームを奪い返され2-2
ファイナルゲームは、木原選手が10-7で先にマッチポイントを奪ったが、
ここから相手が驚異的に粘り10-10のジュース、
最後は12-10で、木原選手が押し切ったものの・・・ いゃぁぁ、手に汗握る大接戦だった。

それにしても三選手の精神力の強さに・・・ アッパレだろう。
ほぼ絶体絶命に近いピンチから、連続ポイントで押し切った早田選手
相手に好きなようにさせながらも、勝負所で決めきるミスの少ない伊藤選手
優位な展開だったが、ミスが多く縮こまりかけたものの、けっして土俵を割らなかった木原選手

試合後のインタビューでは、木原選手から「疲れました。」のコメントがあったが、
見ている方も・・・ ホントに疲れた。(これっ、ホント)

男女ともにベテランを欠いた若いチームだけに、経験が総てパリへの糧となる。
女子の決勝も、男子の準決勝も絶対的な本命であり、世界王者として君臨する中国が相手になるが、
なんか・・・ なんとかなりそうな気がしないでもない。

さらに・・・ 夜はバレーボール女子の世界選手権のライブ中継もやってるし、
ありがたいことに、大谷ロスなんて悠長なことを言ってるような暇は、
どうやら、なくなってしまったようだ。

いま、マジで・・・ 世界卓球が熱い!
ガンバレ! ニッポン

閑話休題
今日(10月7日)は、ズル賢いロシアの赤い狐(プー)の、70歳の誕生日だったらしい。
あれだけの戦争犯罪をやってしまったんだから、めでたくもなんでもないが、
スポーツの世界大会から、ロシアがシャットアウトされて半年が経った。

いまのところ、スポーツの世界でのロシアは・・・ 歓迎されない国という位置づけだが、
来年の今頃には・・・ きっと、忘れ去られた国になっているだろう。

本来、政治とスポーツは切り分けるべきだが、
それもありかも・・・ なんて思っているのは、私だけではあるまい。

追伸
結果的に中国の壁は厚く、そして高く、
男子は準決勝で敗れて銅メダル、女子は決勝で敗れて銀メダルに終わり、
中国の壁をぶち破り、乗り越えることは出来なかったが、
若いチームは、パリ五輪に向けて・・・ その壁の凄さを、自らの体で経験したのではなかろうか。

負けは負けだが、それで終わりではない。
次に頑張れば良いだけのことである。

なんど跳ね返されても・・・ そのつど立ち上がり、前を向いて進む。
スポーツは、それで良いんじゃなかろうか?
ガンバレ! ニッポン

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