タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 釧 路 市 の 財 政 ≫

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P1010621 釧路市の平成19年度一般会計予算は、三十億円を越える財源不足をやりくりして、難産の末に編成されたが、7月に決まった、国からの普通交付税配分・地方特別交付金が、当初予算で見込んだ額より大幅に下回り、病院企業会計への繰り入れの増額もあって、新たに17億円の財源不足が生じるという。
 8月28日付『北海道新聞』第28面〈釧路〉の、「財源不足40億円に」という衝撃的な見出しのついた記事によると、今年度の17億円は、「減債基金の取り崩しでまかなう方針」らしい。来年度に見込まれる財源不足24億に、さらに17億が加わると、まさに「泣きっ面に蜂」である。
 個人・法人・地方自治体・政府を問わず、財政破綻が生じる原因は、要するに収入以上の支出を重ねるからである。返済不可能な借金を重ねて、分不相応な派手な生活を続ければ、個人の家庭経済はたちまち破局に至る。法人とて同じである。夕張市の赤字再生団体転落も、分不相応な財政政策を長年にわたって執行してきたからである。釧路市も、これまでの分不相応な財政政策の抜本的見直しを実行しなければ、前途に赤字再生団体転落が待ち受けている。市も職員も市民も、見栄を捨てることである。

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