政治、日常なんでもチャンプルー

曜日の名前を数詞で言う言語

一つ前の記事で、月の名前は数詞で表す言語は少なく、数と関係ない言葉で表す言語が多いこと、それでも日付を書くとき月を数字で表記することもあることについて述べた。

一方、曜日の名前はどうかというと、意外にも数詞で表す言語も少なくない。

中国語:星期日(または「星期天」)(日曜日)、星期一(月曜日)・・・星期六(土曜日)
古くは日本語と同様に「日曜(日)、月曜(日)、火曜(日)・・・」と言った。但し、(日本も同じだけど)曜日を使うことはほとんどなく、一握りの人を除いて曜日を知らなかった。
ポルトガル語:segunda-feira(月曜日:2番目の日の意)...sexta-feira(金曜日:6番目の日の意)、sábado(土曜日:旧約聖書における安息日)、domingo(日曜日:主日の意)

曜日名が数詞から来ている言語は他に、アラビア語(マレー語、インドネシア語などはアラビア語から借用)、ヘブライ語、ギリシャ語、ロシア語などがある。イスラム教、ユダヤ教、一部のキリスト教圏といった一神教文化圏に多い。

中国では19世紀から西洋の影響で曜日が普及し、当初は日曜日を「礼拝日」、月曜日を「礼拝一」・・・と言った。教会の礼拝日から何日目という数え方で、キリスト教の影響を受けている。後にキリスト教色が払拭された「星期」を使うようになった。日本語の「日、月、火・・・」のように何曜日がどの星(惑星または衛星)と対応しているかは曜日名には表されていないものの、「星期」という語が「星の周期」を表していることを暗示しているようだ。

意外なことに、曜日名を数詞で言う言語は月名を数詞で言う言語よりも多いみたい。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「言語・語学」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事