ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Mungo Plays Ukulele (1960) / Mungo Harry Kalahiki


先に紹介したネルソン・ワイキキのアルバムと同様、ハワイ音楽の名門Tradewinds Recordsからのリリース(TS-101)。こちらも2012年にCord internationalという会社がライセンスを受けて簡易な紙ジャケット仕様でCD化された。ハワイ録音。

Harry Kalahikiは1928年生まれというからオータサンより6歳年上、戦後にハワイのローカル音楽シーンで活躍したウクレレ奏者である。中華系移民とハワイアンのハーフで、サーファーでもあり、ミュージシャンとして"The Twilighters"他幾つかのグループを渡り歩いたが、本業はハワイアン・エアーの従業員という兼業ミュージシャンだったようだ。1991年に亡くなっている。

1 Galop (The Comedians)    
2 Granada
3 Muskrat Ramble
4 Hanohano Hanalei
5 Eighteenth Century Drawing Room
6 March Medley (Over Hill, Over Dale - Anchors Aweigh - Marine Hymn - Air Corps March)
7 Palolo
8 September Song
9 Ka Ua Loku
10 I Know That You Know
11 Claire De Lune
12 Tea For Two

伴奏は自身が所属するグループ"The Twilighters"のメンバーがつけていて、
Kahea (Arranger & Bass) 
Kala (Drums) というシンプルなジャズ風のコンボ編成。

1.は運動会の徒競走で必ずかかる、アノ曲である。6.は行進曲メドレーで、鼓笛隊を模した太鼓や笛が入っていて面白い。8.は男性コーラス入りのジャジーな60'sラウンジ風の演奏でなかなか聴かせる。10.はウッドベースとの追いかけっこのようなアレンジが楽しいスインギーなナンバー。11.はコードソロによるクラシックの独奏。ウクレレ演奏はコード演奏とジャカソロを主体とした素朴なスタイルが持ち味。


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