【BLINDNESS】PG-12
2008/11/22公開(11/22鑑賞)
製作国:日本/ブラジル/カナダ
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー
全世界、失明。
STORY:街の交差点に止まった車の中で、何の前ぶれもなく突然目が見えなくなった男(伊勢谷友介)がパニックに陥る。その後、男は検査を受けるが原因は一向にわからない。しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、目が見えなくなっていった。そんな中、療養所と呼ばれる隔離病棟が設けられ、発症者は強制的に収容されるが……。(シネマトゥデイより)
今日は長丁場の作品2本でつかれました・・・
今日公開の観たい作品が多くて組み合わせが大変。しかも時間が全然合わなくて・・・まずは気になった作品から観てきました。
ジョゼ・サラマーゴ原作の『白の闇』を映画化した作品です。
思ってたお話とは全然違ってたー。
予告編ではかなり興味をひいた内容で、突然視界がホワイトアウト。目が見えなくなった人々の恐怖を描いた作品です。が・・・見方によっては評価が替わりそうな内容でしたね。
感染者は隔離され収容所に入れられてしまいますが、そこで権力を持ったものが現れたり、人間の醜さが描かれていたりと突然目が見えなくなったらどうするのか、人々の心理状態を描いた作品としては興味深いものはあります。
だけど、てっきり突然目が見えなくなるウィルスに感染するパニックもの、そしてラストにはウィルスを解明される・・・というようなお話を想像してた私としてはつまらなくはないけれど物足りなさががありましたねぇ。なんとなく「ハプニング」を思わせるような結局何なのーという感じ。
言い方が悪ければ、ずっと目が見えない状態での生活が展開されただけ。
この状態でもともと盲目の人はノーマル扱いには複雑な気持ちもありましたがね。
しかもただひとり感染しなかったジュリアン・ムーアの謎がわからん。どうして彼女だけ目が見えるのでしょうか。それとマリア様の目かくしなどなど・・・これはインフルエンザみたいな流行もの???人類への警告?
一番最初の感染者が日本人ってトコが引っかかりましたねぇ。しかも彼のせいでみたいなとこもあったし日本人が悪いんかよっ。なんで伊勢谷友介さんに木村佳乃さん?と思いましたが、白人、黒人、東洋人ってことで、目が見えなくなれば人種も格差もないわけですしね。
いっそのこと、観客も巻き込んでスクリーンをホワイトアウトさせてしまい、音だけで上映したらかなり斬新な作品だったかも(笑)