ハコベ
道端に咲くすみれ
イソトマ
庭のコブシ
近所のコブシ大王
『ニキテ』ちゃんです!
21日のブログをアップし終えたところで、原発20キロ圏内は後半日で警戒区域になり立ち入ることが出来なくなるんだな…。
私はこんな事をしていてもいいのかな?
と思って突如再度福島へ。
20キロ圏内の町に入りこの子に出会いました。
家族が誰もいなくなった大きな家の庭でたったひとりで一ヶ月も頑張っていたんだね。
これからまきばで楽しく暮らそうね。
『ソバ』と『ニキテ』で傍に来て!
他の県に避難なさっている飼い主さんには役場から連絡していただく段取りも付きました。
夜が明けた帰りの東北自動車道那須高原サービスエリアで。
まだとまどい気味のニキちゃん。
福島と那須高原は桜が満開でした。
北関東自動車道の出流原サービスエリアのわんちゃん達がニキテにエールを送ってくれました。
福島第一原発30キロ圏内から避難した飼い主さんに置き去りにされてしまった犬猫ちゃん達を救済している保護団体が何組かある内、震災直後に広島県から駆け付け福島入りをしている『犬猫みなしご救援隊』の救護施設に4月14日に行き、このわんちゃんをお預かりして来ました。
犬猫みなしご救援隊のホームページに保護された場所と日時、特徴などが写真と共にアップされていますが、今のところ飼い主さんは不明です。
名前もわからないので『ソバ』と名付けました。
心優しい若く元気な男の子です!
幸いなことに東北自動車道が開通していたので、長野県佐久市から福島県の目的地まで高速道路を乗り継いでスムーズに行き着くことが出来ました。
群馬では見頃のコブシとレンギョウを横目に行き過ぎ、昔住んでいたことがある栃木県の那須あたりでは満開の桜と懐かしい春霞の那須連山を楽しみながらひた走りましたが、福島県に入り白河を過ぎる頃には道に亀裂や段差が現れ、工事中の箇所が何カ所も見られるようになりました。
横浜の消防車が数台列になって走り、たくさんの救急車がサイレンを鳴らしながらも左車線をゆったり走行して、自衛隊の一団も物々しく通り過ぎ、地震を知らせる携帯の緊急ブザーがブー!ブー!ブー!と何度も鳴りました。
休憩のために入ったサービスエリアにも多くの自衛隊や消防の車両が見られ、小さなサービスエリアではトイレが崩れて修理中でした。
その日犬猫避難所には30頭程のわんこと数匹のにゃんこがいましたが、犬猫みなしご救援隊では地震以後原発周辺から200頭以上を保護して来たということです。
比較的元気な子もいましたが、中にはやせ細って食欲が落ちている子や淋しそうに吠えている子もたくさんいました。
その中からたった1頭を選ぶことは容易ではなく、みんなを撫でながら迷いに迷っているうちにお散歩タイムが始まり、他のボランティアさん達と一緒にそれぞれのわんちゃんの散歩を繰り返している間に夕方になっていて、気が付いたら犬さん達はテントの中にあるゲージの中にどんどん入れられて毛布をかけられているではありませんか!
うわ~まだ連れて帰る子を決めていない~とあせり、一番最初に散歩した白い大きなわんちゃんにしようとその時決心をし、ゲージをそっとのぞいて探しましたが見つかりませんでした。
スタッフの方に聞くと、あの子ならまだ外に繋がれていますよ…と言われ行ってみるとご機嫌な顔で待っていてくれた?と言うわけです。
お散歩前の早い夕食タイム。
初対面のわんちゃんを乗せての車の運転はわんこにありがちな車酔いはしないだろうか?運転席にガサゴソ乗り出して来ないだろうか?といった心配は多少あったものの、とにかく犬さんを連れて帰るのだ!という気持ちが強くてあまり気に止めていなかったのですが、『ソバ』は想像以上に良い子で、道中まったく何のトラブルもありませんでした。
走り出すと後部座席に大人しく座り、時々窓外の夜の景色を眺めていました。
パーキングで休憩のために私が車を降りてもだまって待っていて、帰って来てドアを開けると大歓迎をしてくれます。
往復700キロの日帰り旅はさすがに疲れてしまい、睡魔に襲われるたびにサービスエリアによろよろと入り車を止めシートをバタンと倒して「ソバ~疲れたよ~」と言うと、ソバは身を乗り出して寄り添ってくれました。
ガソリンスタンドのおじさんにも料金所のおじさんにも感じ良くしっぽを振るソバ。
良い子過ぎて心配なくらいです。
避難所での写真がけっこうあります。
やっぱり最初から気になる存在だったのかな。
飼い主さんが見つかって叉福島に帰るのでしょうか?
それともまきばカフェでソバとして第二の犬生を歩むのでしょうか?
9年前にアンヨというわんが17歳で亡くなってから私の犬人生は終わったと思っていましたが、あの大災害で苦しんでいる動物達の報道を見るにつけいたたまれなくなり、とうとう福島まで迎えに行ってしまいました。
でも預かったのはたったの1頭です。
今日で原発20キロ圏内は封鎖になるというニュースが流れました。
まだ数え切れない程のさまよう動物達には完全に人間の保護の手が届かなくなるのです。
せめてソバ君には出来る限り幸せな思いをさせてあげたいと思っています。
これからよろしくね!
犬猫みなしご救援隊の皆さんと他の多くの保護活動をして下さっている保護団体及び個人の皆さんに心から感謝をいたします。
1頭でも多くの動物達の命と幸せが守られますように!!
家族が避難してしまったために福島原発周辺に取り残された犬や猫を救出して下さっている保護団体『犬猫みなしご救援隊』のワンニャン避難所へ行って来ました。
私が行った日は約30頭程のワンちゃんと猫ちゃんが数匹いました。
みんなのんびり日向ぼっこ。
お散歩のお手伝い。
たくさんのワンちゃんがいるので数人のボランティアさんが次々と散歩をしまくります!
元気!
美しい福島。
巷では桜ももう散ってしまったという声も聞きますが、標高千メートルにあるこの辺りではようやく一斉に花々が開き始めたところです。
ダンコウバイは毎年まだ色がない時期に林の中で黄色い花を付けていち早く春を告げてくれる花のひとつですが、今年は寒さが長引いたせいかやっと満開を迎えました。
反対にコブシの花の開花はいつもの年より早いです。
コブシとダンコウバイの組み合わせは初めて見ましたよ。
レンギョウの蕾も今にもほころびそう。
クロッカス
クロッカスは小さいね。