15位の長崎が
2位のFC東京に1-0で勝利した。
しかも、
アウェーでの勝点3だ。
チーム全員のハードワークで
試合の主導権を握った長崎は、
敵将の長谷川健太監督も
「今日は長崎を褒めるしかない」と
脱帽するパフォーマンスを披露。
得点こそ1ゴールに止まったが、
守から攻への素早い切り替えと
効果的なサイド攻撃で
度々FC東京ゴールを脅かしていた。
そうした迫力ある攻撃を続けた末に、
77分にファンマの決勝点が決まったのだ。
攻撃のヒーローが
そのファンマならば、
守備のヒーローは
間違いなくヨルディ・バイスだったと
言えるだろう。
今夏にオーストラリアの
シドニーFCから加入したオランダ人CBは、
Jリーグデビューとは思えない
安定感抜群のプレーで
ゴール前に立ちふさがった。
186センチという上背を活かして
空中戦を制しただけでなく、
鋭い読みで
相手のシュートチャンスに
ことごとく防ぎ、
4試合ぶりの無失点勝利に貢献。
バイスの評価を訊かれた高木監督も
「この上ないというか、
勝点3を取れたので良かった」と
賛辞を送る秀逸な出来だ。
今夏の移籍市場では
神戸のイニエスタや鳥栖のフェルナンド・トーレスといった
大物が注目を集めているが、
このバイスも実力は本物。
下位に低迷する長崎の反転攻勢を支える
キーマンになるかもしれない。
(サッカーダイジェスト電子版の記事から引用しました。)