高橋のブログ

不定期に..

二宮忠八「飛行器」開発物語 ドラマ化へ

2012-02-16 10:40:42 | 日記
吉村昭が昭和53年に著した「虹の翼」。二宮忠八の話。





黒木安馬さん等によってドラマ化されるようです。

ライト兄弟の偉業の12年前に模型が完成。あとは国家(軍)予算がつけば..という段階まで進むも...。


誰もが空を飛ぶのは夢物語と思っていた時代、独自の構想で考案した二宮忠八26歳。空に憧れた情熱の男の生涯を吉村昭が長期間の取材で事実を検証。



私が感動した場面の一つ

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「(模型)が飛ぶのを見せようか?」

彼(二宮)が言うと、泰世(新妻)は目を輝かせた。


「初めは滑走して飛ばせてみせる」


模型を地上に置いてはなした。プロペラが勢いよく回転して模型が走り、ふわりと飛び上がると10mほど飛んで降りた。泰世の顔は紅潮し、驚きの声を上げた。

彼は再びプロペラを回し、手に支えて飛ばしてみた。模型は茜色に染まった西の空に向かって30m近く飛んだ。彼が走ると泰世も走った。泰世は感動したらしく手をたたいていた。

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目に浮かぶような情景です。
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