高橋のブログ

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【NHK「第二楽章」最終回を斬る その1】

2013-06-13 09:07:52 | 日記
最終回を見て、一体、全9回を見た意味は何だったのか??と茫然自失になりました。では、「ヲ」の立場から記させていただきます。
当然、ドラマですから、現場というかその世界を忠実に表現するよりは、多少、わかりやすく描いた方がいいとはいえ、それでも妙でした。



1.第8回で遠藤家に何も言わず、シカゴに旅立とうする茉莉。それを知って、慌てて成田に行った奈津美。空港でギリギリ、茉莉を見つけ「茉莉!!」と
奈津美が叫び、驚く茉莉。そこで終わりました。

ならば第9回は、そこでどうなったか?と思いきや、茉莉は振り向くこともなく、また奈津美も何も言わず別れました。

「茉莉、あなたを心配した方々にも何も言わないで!シカゴの元カレのところへ?鈴奈も放り出して?そういう人間なんだ!下衆の極み!!」

位、言って、空港で怒鳴り合いとかして欲しかったのですが...。



2.出産直前に茉莉は日本に戻ってきました。よくわかりません。元カレと会ったようですが、何もトラブル等もなく、元カレは援助申し出。
この元カレも日本人なんですけど、ドラマでは1回も姿を現しませんでしたね。電話のみ。どういう方なのか。

シカゴの場面は回想でも全く一度も出ませんでした。海外ロケなんて無理ですけど、セットで、なんか出来なかったものでしょうか?
とりあえず特大ハンバーガーとか、星条旗を画面に出すとか(^^;)。

そして茉莉は東京ナショナル交響楽団の練習所・事務所に数ヶ月ぶり(半年以上)に再訪。どの面、下げて??廊下に貼ってあった演奏会のポスターは、以前のまま。


3.茉莉は楽団長に鈴奈を東京ナショナル交響楽団が行っている音楽家を目指す若者を支援する制度の特待生に推薦していました。
これで楽団長が、「じゃぁ、わかった」と鈴奈を特待生にしたら、これは問題です。

音高生や音大生を支援する制度は学校、多くの企業を始めN響アカデミーまで、様々あります。しかし、それらは今までのコンクール実績を
元に関係者が議論して決定したり、きちんとオーディションを実施し、客観的に審査され、そこで選ばれるのが普通です。
楽団長と元コンミスの間だけで、決めるなんてありえません。まして自分の弟子をお願いするなんて!


4.鈴奈のコンクール本選(尚、このドラマでのヴァイオリンの音色は奥村愛さんが担っています。礼をするのは鈴奈のみ。
演奏後、ステージから去るのも鈴奈のみ。ピアノ奏者は(伴奏者とは言わない)は、あたかも、次の方の準備を舞台上でしているような感じでした。

ちょっと、これは一般にはわからないかと思いますが、コンクールでは、受検者とピアノ奏者は一緒に舞台に出て、一礼。
演奏後、また2人で一礼、そして舞台脇へ下がります。仮に次も同じピアノ奏者が担う場合でも、必ず一端下がります。

共演するピアノ奏者だけステージにそのままいるというコンクールなんて聞いたことありません。

しかもテープ審査もこの曲。この1曲だけで決めるというコンクールも凄いです。


5.本選のコンクール審査員席が特に区切っていなかったのも気になりました。
普通は審査員席は一般席と区切られます(せめて5列は空けるでしょう。日本音コン本選の場合は、審査員席は2F中央。ここに一般聴衆は入れません。


それからペットボトル...。ホール内は飲食禁止なんですけど!!実際のコンクールでは、
何度か休憩があって、そこで審査員達は控え室に移動し、そこで一息入れます。


6.東京ナショナル交響楽団の楽団長もコンクール会場(仙台)に来ていたのにはびっくりしました。楽団長はオケにもよりますが、いろいろと忙しいはずですが。

この楽団長さんは、サイトでは「元指揮者。その私生活は謎だが、次第に明らかになっていく。」と紹介されていたので、何か実は別の顔を持つ男なのか!!
と毎回期待していたのですが、謎もなにも、単に暇なオッチャンでした。

明らかになったのは、この方はいつも楽団長室でベートーヴェンのLP聴いていたり、寿司を食べているということです。
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