高橋のブログ

不定期に..

【新交響楽団第247回定期演奏会を聴く】

2019-10-14 19:43:41 | 日記


指揮:寺岡清高

ドヴォルザークの連作交響詩という珍しいプログラムだったが(私がそう感じただけ?)、ドヴォルザークとエルベン(詩人)の関係を知ったり等、
いろいろ学ぶことが出来た。私はドヴォルザークは今なお有名曲程度しか知らず、前半の「水の精」「真昼の魔女」「金の紡ぎ車」はこの演奏会で初めて知った。

「水の精」は、友人のK氏が演奏会前にFBにて簡潔に曲目紹介をしてくれていたが、それまでは私は題名から八頭身の青の綺麗な布をまとった湖の妖精を
描いた音楽だと思っていた。K氏の話を読み、更には当日配布されたプログラムには「身体は鱗で覆われ、指の間には膜、眼は火のように赤い」と記され、
その絵も載っていた。西洋にも河童がいたとは知らなかった。

「真昼の魔女」は、個人的に魔女は夜に活動しそうなイメージで、「真昼」だけに部屋でゴロゴロしている魔女を描いた曲かと思っていたが..。
母親が食事を準備している時、子どもが騒いでいて、「静かにしなさい!真昼の魔女を呼ぶわよ!」と子どもに言う。しかし子どもは騒いでいる。
すると怖い怖い魔女がやってきて、子どもを殺してしまうという凄い話(なまはげか!!いや、なまはげは子どもを殺さないか)。

「金の紡ぎ車」も怖い話だった。狼が母子をくいちぎって..。これらの曲が入っているCDを買って改めて聞こうと思った。こういう曲を紹介してくれた新響に感謝。

それとコンミスは前半と後半で違う方だった。後半弾いた方はいつもの方だった。前半の方は若干緊張気味。これから新響が育てていくのだろう。音は綺麗だった。
団員層も厚く、年齢幅はどのくらいかな?と思った。

私の左隣はお1人で聴きにきた二十歳代の綺麗な女性(緊張した!)。青のワンピース!!右隣は若き母親と小学生低学年の女の子。
女の子は1曲目早々に演奏中に「帰りたい!」と言い出した。母親は演奏を楽しみにしていたようだが、仕方なく途中で帰っていった。
真昼の魔女は来なかった。夕方だったし。

私の3つ左には盲導犬を連れた方が聴きに来ていた(新響特製の点字プログラムで曲目解説を読んでいたと思う)。
私は着席後、あるいは前半・後半の休憩時も全く盲導犬が近くにいることに気がつかなかった。
演奏中も全く。演奏が終わり、席を立った時に初めて視界に盲導犬が入ってきた。

オケは毎回ながら特にVla、Vcの音色がとても素晴らしい。アマチュアの最強メンバーで固めたという感あり。

フライングブラヴォーはなかったが、1曲目からブラヴォーと叫びまくるニイチャン達には若干閉口。
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