高橋のブログ

不定期に..

東響「エレクトラ」(ミューザ川崎公演)

2023-05-14 06:30:07 | 日記
2023.5.12、ミューザ川崎。今回の「エレクトラ」で私は5回目の生鑑賞。
最初に接したのは小澤・新日本フィル定期。まだ私が二十歳前後だったと思う。エレクトラは中丸三千繪。その次がシノポリ・ドレスデン、ザビーネハス。
3回目がシルマー、新国立(東京フィル)、セグンデ、4回目が再び小澤、東京の森管、ポラスキであった。
過去4回の中では、シノポリの公演(演奏会形式)が圧倒的に印象に残った。

今回の東響公演、エレクトラはガーキー、私が接した2回目の小澤公演ではクリソテミス役を演じていたが、その時の記憶は殆ど無く、
今回、接してこんな人だったっけ?と思うほどの迫力であった。まぁ今回は主役だし。

クリテムネストラはシュヴァルツ、(演技では)やつれて弱々しさをうまく出していたが、こんな小柄な母親が巨体とまではいかないが、立派な体格のエレクトラを産んだのか?と
その対照に少し違和感があったが、音楽的にはとても素晴らしかった。

LAで聴いたので、ノットの指揮ぶりもよく見たが、以前も感じたが、素人の私にはなんだかよくわからない棒ではあった。
ラストの「黙って踊りなさい!」でのガーキーはとても力強く、何というか土俵入りのような印象だった。

今回の公演は、本日サントリーで再演されるが(チケット完売。ミューザ公演は9割弱の入り)、こちらはフィニス文化財団 2023年度オーケストラ助成の最高額500万が支給されている。
演奏会形式でもお金はいろいろかかるんだなぁと。

それと休憩がないわけで、当日の午後の水分補給は少なめにしておいた(^^;。
「エレクトラ」ではオレスト登場時のあのワーグナーテューバ音がたまらなく好きだ。



終演後は写真撮影OKであった。毎回ながら大編成。
指揮=ジョナサン・ノット
演出監修=サー・トーマス・アレン
エレクトラ=クリスティーン・ガーキー
クリテムネストラ=ハンナ・シュヴァルツ
クリソテミス=シネイド・キャンベル=ウォレス
エギスト=フランク・ファン・アーケン
オレスト=ジェームス・アトキンソン
オレストの養育者=山下浩司
若い召使=伊藤達人
老いた召使=鹿野由之
監視の女=増田のり子
第1の侍女=金子美香
第2の侍女=谷口睦美
第3の侍女=池田香織
第4の侍女/ クリテムネストラの裾持ちの女=髙橋絵理
第5の侍女/ クリテムネストラの側仕えの女=田崎尚美
合唱=二期会合唱団

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