足元が寒く、どうしたものでしょうか?と相談を受けました。
見に行きますと、サッシの下の方のガラス面に断熱用の樹脂フイルムが貼ってあり、その内側に半透明の樹脂ボードが建て掛けてありました。
二重サッシが取り付けられており、内側にレースとドレープのカーテンが付けてありました。サッシの性能をメーカに確認したところ、現在のA-4の性能に該当し、性能の高いものが取り付けてありました。
気密性能が落ちる原因は、サッシの樹脂(ゴム)性部品とガラス押さえの劣化が考えられ、これを取り替えることで、改善が期待できると考えました。が・・・・
もう一つの問題は部屋の広さに対して、窓面積が大きいことです。
窓に対する要求性能は
1.夏の暑さ対策
2.冬の断熱 (冷輻射で窓辺がひんやりしない。)
3.結露しない。
4.省エネ
などです。
各種硝子の性能などを比較検討して、樹脂サッシと真空ガラスを提案をしました。
既存サッシの取り外しです。
取り付け完了。
温度計で内外の温度を測ってみました。寒い日でした。
上が外部の温度(1.1度)で、下が室内の温度(18.8度)です。
「奥様の話」
今まで、蓄熱式暖房機が夕方には冷たくなっていましたが、熱が夜まで保ちます。結露は全くしません。夏の断熱効果が楽しみです。
(完)