ごきげんよう!
さて、Twitterなどでもつぶやいている通り、わたくし坊主、先日(3/25)東京都の有明ガーデンにて行われた、平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2022 「ZCON」に参戦しました!!!
いやぁ~よかった!!!!!
では順を追って。
[開場前]
私は小松菜葱サツマイモ県在住ですので会場である有明までは2時間以上かかるため、15:45ぐらいに家を出ました。
そのままバスや電車に揺られて、有明ガーデンについたのは18:00ぐらいでした。
私の席の開場時間の割り当ては18:25~だったので、フードコートで夜ご飯にしました(マジカレーというお店のカレーを食べました。950円でした。高い…)。
そこで驚いたのは、ビルに入って玄関(フロント?ロビー?)はもちろん、フードコート、果てにはトイレにまでアルバム「BEACON」の曲が流れていたのです!
ステルスとは一体…
[開演前]
そんな感じでボーっとしていたらあっという間に開場時刻になり、私はセブンイレブンで買ったチケットを握りしめて行列に加わりました。
並んでいる客層は会然や24曼荼羅といった過去のライブのT-シャツ、コートなど着た筋金入りのお兄さま、お姉さま方からさすが東京、さすが有明といった20代ぐらいのイケてるピーポー(しかもカップル!!!)まで、多種多様でした。これがステルスメジャーか。
に座席があったのですが、映像、音響の面であまりよくなかったです(こればかりは運なのでね)。
周りには、スピーカーを持参して「ヒラサワー!」コールや「うおー!」コールをしようとする猛者がいて、感嘆を禁じ得ませんでした(音量が小さすぎて拍手にかき消されていましたが)。
ただ座席!これはかなり不満でしたね。
なぜかというと、ケツが乗るクッションが薄いんですよね。このクッションの薄さのせいで終盤ケツが痛くなってパフォーマンスに集中できなくなる事態が発生しました。
次LIVEに行くときは座布団を持参しようと誓った瞬間でした。
[公演]
さて、だらだらとした自分語りはこのあたりにして、本題に入りましょう。
まず最初に行われたのは画面内にいるヒラサワからの公式サイトにもある(多少内容に変化があったような気もする)あらすじ(?)、そしてnGiapをはじめとする登場人物の紹介です。
ここである不具合が出現します。
画面がステージ奥にあるので上側が見切れて演者の顔が見えない!
一応両サイドに小画面があるのですが、私の座席は端にあるため、一方の画面は遠く、もう一方はほかの座席に隠れてしまっていました。
つくづく座席運が悪い…
そして1曲目。「COLD SONG」
わたしはLIVEの円盤として平沢進関連では「PHONON 2550 VISION」「東京異次弦空洞」「HYBRID PHONON」、その他では斉藤和義のLIVEDVDを所有しており、かつFUJI ROCK FESTIVAL’21 をYoutubeで視聴していたので「ワシ、慣れとりますから」のような完全に舐め腐った態度でいたのですが、そんな幻想は一発目の音で彼方へ吹き飛びました。
音響…LIVEの興奮冷めやらぬ中でキーボードを叩いておりますのでなかなか筆舌に尽くしがたいですが、「クソでか映画館」というか、「こんな大きな音を音割れせず、かつ観客に不快感を与えないような形で出せるのか!」といった感じの音で、もうそれだけで涙腺が…
大きめの映画館だと低音で場が揺れますよね?それが高音の時でも起こります。もちろん低音でも起こります。それなのにボーカルと楽器の音がしっかり聞き取れます。音割れしません。感動。
そして視覚。スモークの中から平沢…おっと、改訂評議会の長が出てきた時には思わず身を乗り出しそうになりました。そして生ヒラサワ。小さい(失礼)。こんな小柄な体であんなことやこんなことを…!!!
曲自体の感想は前述のフジロックで聴いていたので、特に驚きはありませんでした。よかったと思います。
2曲目「TRAVELATOR」
まさかの核P-MODEL。まさかのフジロック被り。最近ソロと核Pの垣根超えすぎでは。
ギターの指遣いがエッチでしたね…のけぞる平沢さんもよかった。
フジロックの時よりも声に艶というか、どっしり腰を据えた安定感というか、滑りがよかったです。ギターもよさそう()
3曲目「LANDING」
この人にしか歌えない。一気にインタラの世界観へ引き込む超人ファルセット。鳥肌もんよ。
インタラ特有の選択肢!
正直15年しか生きていない私がその場で判断していいものではなかった。「無知は感情に従う」というフレーズが妙に腑に落ちてしまったのでRを選んだが、失敗。在オの皆さん。ごめん。
4曲目「消えるTOPIA」
今まで聴いたことのある「BEACON」収録曲の中で一番好きな曲。
平沢さんの顔を振って「ッッッホ」ログラムを出力(?)するところで意識を失いました。
5曲目「クオリア塔」
前奏の空気を抜くような音(LIVE版Timelineの東のあれ)が流れた瞬間に鳥肌がぞわっとたちました。
「幸いは岩のごとくあり」!!ここの滑らかに裏声に入るところが最高に気持ちいい。
低音で肩こりが取れました。ホントLIVEすごい。
選択
「これはあれか。メディアの異常なまでの囃し立てを表しているのか!」と勝手に納得してRを選んだら失敗。在オの皆さん。ごめん。
6曲目「燃える花の隊列」
今日好きになった曲。リスナーへのメッセージというか、鼓舞の念を感じる。
「生存を焚く」→「命を燃やす?」だとしたら相当かっこいいぞこの1954年生まれ…
「張り裂くような遠くまで」の「は」でいろんなものがこみあげてきてすごくすごかった…
ホントLIVE行ってよかった…今度のライブも絶対行ってやる。待ってろ
7曲目「転倒する男」
転倒したら大したことなかった。なんてことはみんなあると思う(安直・浅い)
8曲目「幽霊列車」
残骸。残骸。
平沢進っぽくない曲調と歌詞。ギターの指遣いだけで飯3杯はいけるんじゃないですかね。
選択
こればかりは私CALLに応えなかったんですよ。「歴史は作られている」「創作物」という表現が引っ掛かったんですよね。はい。
9曲目「論理的同人の認知的別世界」
語りがやばい。しかもLIVEの大音量重低音。ワーオワエ!ワーオワエ!
9≺n≦10曲目「BEACON」
お!なんかTRUEエンドっぽいな!?と思ってたら道化師登場。希望は儚くも砕け散ったのだった。
在オの方々ホントにすまん。
10曲目「TIMELINEの終わり」
来ました「BEACON」の看板といっても過言ではないこの曲!
ホントに平沢さんの御声の艶が凄すぎてキューティクルが締まりました
「TIMELINEをまたぐように 生まれてくる君の日」
この裏表くるくる変わる芸当が私の琴線をがっちりと、そして優しくタッチしてくれます。
11曲目「ASHURA CLOCK」(還絃)
改訂P-MODELを代表する曲の一つ。
非局所性薬膳のあれ。
もっと見たかった。
12曲目「BEACON」
なんだこの胸熱展開!?!?
かっこよすぎて惚れますよ?
nGiap氏なんか怪しくなってきたな…3/26に期待!
13曲目「記憶のBEACON」
この曲を大団円エンドで聴きたかった…
MC
ほんへ。平沢さん曰く「一番最悪」、「ご苦労様でした」(苦笑)という感じで、なんだか柔和な感じだったかな。すっかり会人のお二人は「お馴染み」になってましたね。
アンコールはなかった(泣)
[帰宅の途]
圧倒的な余韻に浸りながらTwitterで皆さんの感想を見てニヤニヤしていたら充電が切れました。私もキレました。
さて、ここまで長々と拙文を乱雑に重ねてきたわけですが、ストーリーの雑感としては、平沢進は、まだ人間、社会はより良いものになる。そう信じていると切に感じました。「『それとも』を持ち歩け」や「これで終わりか?」などなど、ちょっと安直かなとは思いましたが、「何にでもなれる」「キミは花よと」というあたり、人間が好きなんだなと。
技術的な面では座席運に恵まれなかったことを除けば本当に100点満点でした!
座席が端にあるせいでスピーカーが近くなり、ルビイの音が聞こえづらかったこと、画面が見切れたことが残念です。
しかし途方もない、我々を圧倒する音!我々を彼方へと飛ばす平沢さんの声!生で見れたという眼福!それを総合すればもう何も言うことはありません。
結果としてはバッドエンドでしたが、優しい気持ちになれました。今日はよく眠れそうです。どうもありがとう。またこんど!
追記:道化師ってCV平沢進だったの!?!?!?!?!?!?演技力というかいろいろおかしい…