青春18切符の車窓から

青春18きっぷのつもりのローカル線

朝荷出しが終わり、目的地に向けてローカル線でトコトコと進んでいる。



お昼に出発して3時間くらい経った。



目的地まで、どんな経路でいけばいいのかよく分からず今までスマートフォンと睨めっこをしていたが、大宮に着いた頃になんとか目処がついたのでやっと落ち着いて書くことができる。






大宮で宇都宮線に乗り換えて、宇都宮まで向かっているのだが、、、なかなか難しい。


ローカル線に加えて、快速ラビット、快速アクティ、通勤快速など色々ある。
 



車窓からは郊外の住宅地が流れて過ぎ去って行く。

と思ったら畑が広がってきた。

 そして、また住宅地が続いて視界に入ってくる。

 そうこうしていると、住宅地と畑の混在バージョンが視界を過ぎ去っていく。


換気のために広く開けられた窓から懐かしい土の匂いが鼻孔をくすぐる。


『のどかだ。』


思わず声が出そうになる。


長閑、漢字ではこう書くらしい。



長い閑。車両の中には人はほとんどいない。


斜め向かいのサラリーマンは首を90度に傾けてずっと眠っている。



少し前に新調したソニーのヘッドホンからは80年代のポップスが車窓の風景と同じように流れて行く。


素敵な車窓の風景に素敵な音楽、幸せを感じて気が緩みそうになるのを引き締める。


アルコールペーパーでスマートフォンを拭いてまわりを見渡し、また手元に目を落とす。 


気を引き締めて今日中の到着を目指す。



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