青春18切符の車窓から

『青春18きっぷの車窓から』計画倒れでいい。

私には往々にして計画倒れの傾向がある。



資格試験を例にすると、試験日までにあれもこれも、参考書や問題集を何冊も詰め込む計画を立てる。



しかし、実際は残業や寝坊や休日の急な用意などでなかなか予定通り捗らない。


お腹ペコペコの子供が、ファミリーレストランで最初にたくさん注文して残してしまう感じだ。


いや、私の方がもっとタチが悪い。


手付かずの参考書や問題集がたくさんあるからだ。

しかし、流石に最近では私も学習しはじめた。
あれもこれも注文するのではなく、一品食べて、まだ余裕があれば次を注文する。


つまり、今では、問題集ならまず1冊に絞り、それが終わって余裕があれば次を買うようにしている。

そうすると、4〜5冊をこなそうと計画していたが、1冊が終わる頃に丁度試験日になるのである。


さて、青春18きっぷの旅において、私がやってみたい事のひとつに、車窓での読書がある。


あの自由で心地良い空間と時間の一部を読書に充てたい。


今から早速どんな本を持って行くか悩んでいる。


まず、ジャンルだ。


短編小説にしよう。


長編小説は読みきれないかもしれないし、面白すぎても困るし、つまらないともっと困る。
ビジネス書や専門書では味気ない旅になる。


詩集などもいいかもしれない。


昔読んだゲーテ格言集も旅と合うかもしれない。


こんな事を考えながら、駅ビルの中の大型書店で読みたい本を探してみたら3冊も見つかった。

まず一冊目。



カフカの変身である。高校生の頃読んだ以来だ。数十年経った今読むとどう感じるのか楽しみだ。

2冊目である。


星新一のショートショートは旅に合いそうだ。沢山あるので迷ったが、Amazonのレビューを参考にこの一冊にした。

最後は。


ベテラン作家からアマチュアまでのショートショートが詰まっている。これは衝動買いだ。



こんなペースだと、出発の日までに20冊くらい買い込んで、持って行くのは5冊くらい、読むのは2冊という事態になりかねない。


いや、kioskを考慮に入れると10冊くらい抱えての旅になるかもしれない。


しかし、楽しい。


今回は計画倒れでいいと思う。



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