その気持ちが知りたかった（コラム感想１）

(このエントリーは、「阪神Ｖデイリー」にて掲載中の、阪神タイガース狩野恵輔選手のコラム
「狩野恵輔の山あり谷あり」について書いています）

　2009/11/06更新の第１回目の題名は「城島さんの入団で」。
よく書いてくれたなあ、と思います、この話題。城島選手の入団が決まったのが10月末、この
コラムの掲載が11月始め。書きにくかったんじゃないかな、正直なところ。一ファンの私でも
この頃は心穏やかではなかったんですから、当事者だとどんなに…と思います。自分自身、
来季について、将来について考える所は沢山あったでしょうし、家族や関係者へも逆に気を
遣ったりしていたでしょうし、マスコミは色々とコメントを求めてきたり、と気の休まることが
無かったのではないかな、と思います。でも、皆も気にしているだろう、と１回目にこの話題に
触れられています。

　書かれている内容としては、狩野選手らしい、まっすぐで真面目な思いが語られています。
しっかりと現実を見つめた上で、自分の気持ち、考えていること、やりたいことが書かれています。

　オフシーズンで話題が少ない中、城島選手のタイガース入団はビッグニュース。マスコミが
大きくとりあげるのも、タイガースの選手にコメントを求めに行くのも、当然といえば当然です。
でも、個人的な感情としては、狩野選手や矢野選手にコメントを求めにいくのは程ほどにして
おいて欲しいな、と思っていました。

　インタビューするとしても、選手が答えた言葉に脚色や憶測を加えることなく、そのまま忠実
に載せるようにしてくれればこちらも安心ですが。選手の方も自分の言葉がどう解釈されて
取り上げられるか、気にしながら答えるのは本当に大変だろうな、と思います。

　その中で、矢野選手はご自身のブログの中で思いを語られています。その誠実な言葉に「さすが」
と思うとともに、やはり安心と、より一層応援したい気持ちが強くなりました。狩野選手の気持ちも
聞きたい、でも前述の通りマスコミを通じてでは難しいよなあ、と思っていただけに、このコラムに
出会えて良かったなあ、と思った回でした。

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