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阪神タイガースの狩野選手を応援しています。キャッチャー&守備重視。楽天イーグルスが大好きで、日ハムも応援しています。

たたかう覚悟

2010-03-03 03:44:43 | 狩野選手
 今日2010年3月3日、札幌で行われる日本ハムファイターズとのオープン戦。
この試合の先発捕手は、今シーズン新加入の城島選手になる予定。
ついに始まる、という気持ちがふつふつと湧いてきます。

 プロフィールにも書いている通り、私は狩野選手を応援しています。
他にも好きな選手は沢山いますが、私にとって狩野選手は特別な存在です。
同じポジションである城島選手が試合に出る、ということは狩野選手は試合に出られない
ということとほぼ同義。ましてや城島選手は自ら「フルイニング出たい」と言っている選手。

 捕手という心身ともにハードなポジションで「フルイニング出場」なんて、と思いましたが、
過去にやり遂げているのがこの城島選手。それだけの身体の強さと気持ちの強さ、何より
チームを引っ張っていく力を持っているからこその偉業でしょう。

 おそらく翌日のメディアも、ファンの話題も、城島選手の話題で持ち切りでしょう。
城島選手については、キャンプ中継での姿、テレビや雑誌で語ること、書籍で取り上げられる姿、
といった断片的な知識しかまだありません。でも、捕手としての技術力、精神力、思考力、分析力、
行動力、コミュニケーション能力、プロ選手としての意識の高さ、パフォーマンスの良さ、
と魅力を上げればきりがない、ということはわかります。しかも常に自分の理論に基づいて、
努力し、研究し、向上し続けるその姿勢は、一人の人間として尊敬してもいます。
もちろん「完璧」な人間ではないとも思っていますが。

 これほどの実績と実力、魅力と話題性を持ち合わせた城島選手が、タイガースに入団すると
いう話が出た時、それが決定した時。冷静に受け止めようとしながらも、やはり湧きあがる感情
というのはどうしようもなく。色々なことを感じて考えて悩んで迷って。予想以上の感情の揺れ
に戸惑いながら見つけたものは、自分の中にある狩野選手への気持ちの強さでした。

 確かにものすごく厳しい状況かもしれない。ならば尚更、精一杯この選手を応援しよう。
どんなに頑張っても叶わないことはあるかもしれない。起用法に憤りを感じることや、メディアでの
扱い、心ない批判に悔しい思いをするかもしれない。試合に出られても、怪我や故障や不調に泣くかも
しれない。思い入れが強ければ強いほど、辛いことはより辛く、苦しいことはより苦しく感じるかも
しれない。
ならばそれを真っ向から受け止めよう。泣いて怒って地団太踏んでも、この現実を甘受しよう。
今この時の自分の気持ちを、曲げず隠さず偽らず、痛みは痛みとして全て受け止めよう。
そう思いました。

 不安はあります。悲観的になることもあります。何より怪我が一番怖いし、チャンスは本当に少ない
かもしれません。正直、色々考えることがあり過ぎて、気の休まるヒマもありません。

 それでも、不安を上回る希望を、苦しみを忘れさせてくれる喜びを、狩野選手からもらっています。
本当に苦しいのも、悔しいのも、痛い思いをしているのも狩野選手自身。困難と闘うその姿が、私に
元気と勇気を与えてくれます。負けずくさらず投げ出さず、自分のやるべきことに取り組んで、結果を
しっかり出して、それを私に見せてくれています。

 城島選手の入団がなければ、2010年シーズン、狩野選手の一軍出場機会は大きく増えることになった
かもしれません。試合出場経験は捕手にとって貴重な成長の糧。そういう意味で、狩野選手のチャンス
が減少したのは確かです。でも、城島選手という素晴らしい選手の存在は、狩野選手にとってプラスに
なる。その存在感、意識の高さ、技術力。それらを身近に感じた時に感じるであろう危機感は、きっと
狩野選手の成長を加速させてくれるだろう。非常に自分本位な考えですが、城島選手の入団が決まった
時に自分で出した結論はこれです。この考えは今でも変わっていません。

 狩野選手は、戦い抜いてくれると思っています。どんなに機会が少なかろうと、自分を高め、出来る
準備をし、非常に狭い隙間すらこじ開けていってくれると、その為にどんな努力も惜しまないだろうと
心から信じています。

 私が闘うべき相手は「自分の心」だと思っています。狩野選手が試合に出るのを見たいから、という
理由で、他の選手の不調や怪我を願うことのないように。活躍する他の選手を妬むことのないように。
元々感情的で、時に好戦的ですらある私ですが、狩野選手のことは純粋な気持ちで応援したい。
ファンとして醜い心を持ちたくない。胸を張って自分は狩野選手のファンだと言えるように、願わくば
狩野選手が誇りとしてくれるようなファンになれるように。

 改めて、この覚悟を胸に刻んで、来るべきシーズンに臨みたい、と思っています。
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 3~4カ月前、自分がどんな気持ちでこの時期を迎えるのか、ほとんど想像していませんでした。
少なくとも、こんなに前向きに、ワクワクした気持ちで迎えることが出来ているとは思ってもみません
でした。狩野選手はもちろん、色んな選手、コーチ、スタッフに大感謝です。

 これからもワクワクさせてや!の気持ちを込めてワンクリック→ いただけると嬉しいです。

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