かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

道志ダム・青山沈でん池など(神奈川県の水道シリーズ)(相模原市緑区)

2016年08月05日 | 神奈川県の水道
相模原市緑区にある道志ダムを訪問しました。
数キロ先は山梨県です。

道志ダムが見えてきました。


斜め下から


ダム湖(奥相模湖)の様子


大室山には雲がかかっています。


ダム上の通路から越流部を見下ろしてみました。


中央から


ダムの説明図


ダムの諸元

重力式コンクリートダムです。

ダムの右下から


離れた山道から



この後、横浜市の青山沈でん池にも立ち寄ってみました。
道志みちの入り口の三木交差点そばから入っていきます。

青山水源事務所


正門

立ち入りはできない様です。

青山沈でん池


沈でん池脇にあった古い城山隧道



帰りに、津久井湖そばにある谷ケ原浄水場にも寄ってみました。

周囲から浄水場の様子がわかるところはありませんでしたので、
正門の写真のみです。


過去に、水道関係の記事をいくつか紹介しました。

相模湖系(相模原市津久井分水池~西谷浄水場まで・約32km)関係であれば、
最初に興味を持った、水道管が境川を飛び越える境川水管橋
水源となっている津久井湖と城山ダム
津久井からの中継地点の相模原沈殿池
相模原沈殿池から伸びる水道管が地下にあるさくらの散歩道
西谷浄水場と横浜水道記念館
などです。

馬入川系の導水管路(寒川取水せき堤~小雀浄水場まで・約12km)関係であれば、
相模川につながる中津川の上流の宮ケ瀬ダム
寒川取水ぜき、引地川水路橋、境川水路橋と神奈川県水道記念館
などです。

また、「水道みち」の起点となる野毛山配水池もあります。



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Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
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西谷浄水場と横浜水道記念館(横浜市保土ヶ谷区)

2016年07月30日 | 神奈川県の水道

横浜市保土ヶ谷区にある横浜水道記念館を訪問しました。

陣ケ下渓谷公園の南口から環状2号線の下をくぐって、
住宅街の坂道をまっすぐ登って行きます。

10分ほどで西谷浄水場の敷地に突き当たります。
FC横浜の練習場の脇を通って進むと、西谷浄水場の正門になります。

道の反対側は第2分庁舎のある浄水施設になっています。


そのまま北上すると、左手に横浜水道記念館の入り口があります。


横浜水道記念館


案内板


敷地の中にある、古い水道管を使ったベンチ

1883年から116年間使われた日本最古の水道管だそうです。

敷地の一角に咲いていたオニユリ


記念館前の噴水池を、この時期だけ水遊び場として開放していました。


紀功碑


近づくとセンサーで水が出ます。


横浜水道記念館に入ってみます。


横浜水道の歴史などの展示があります。


獅子頭共用栓


昔の消火用ポンプ(龍吐水)


2階の窓から見る浄水場


2階は宮ケ瀬ダムなどの展示があります。


最上階にある展望室に行ってみました。
浄水場の様子

みなとみらいのビル群も見えます。

東京スカイツリーも見えるそうですが見えません。

と思ったら、等倍で見るとうっすら影が見えます。


記念館を出て敷地内を散策してみました。
横浜水道創設記念噴水塔

これば、明治20年に今の桜木町駅(当時の横浜停車場)広場に設置されていた
近代水道創設を記念して設置されていたものだそうです。

UFOの様な洗浄水槽


敷地内の随所に置かれている水道機器のオブジェ
42インチ仕切弁(昭和14年製)


逆止弁

その他いたるところにあります。


横浜市の防災無線塔


敷地の一番端から立ち入ることのできないエリアを撮影。
古い施設と思われるものが目の前に見えました。





以前に、横浜水道の記事をいくつか紹介しました。
相模湖系(相模原市津久井分水池~西谷浄水場まで・約32km)関係であれば、
水源となっている津久井湖と城山ダム
津久井からの中継地点の相模原沈殿池
相模原沈殿池から伸びる水道管が地下にあるさくらの散歩道
その水道管が境川を飛び越える境川水管橋
などです。

馬入川系の導水管路(寒川取水せき堤~小雀浄水場まで・約12km)関係であれば、
相模川につながる中津川の上流の宮ケ瀬ダム
寒川取水ぜき、引地川水路橋、境川水路橋と神奈川県水道記念館
などです。

また、「水道みち」の起点となる野毛山配水池もあります。


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この記事の写真は キヤノンPowerShot G7X Mark2で撮影しました。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
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横浜水道 引地川水路橋と境川水路橋(藤沢市)と神奈川県水道記念館(寒川町)

2015年10月19日 | 神奈川県の水道
藤沢市にある横浜水道の2つの水路橋の紹介です。
横浜水道と書きましたが、実際は横須賀市水道と横浜市水道の馬入川系統の導水管路です。

まずは、引地川親水公園のすぐ北側にある引地川水路橋

停車中のバスの車窓
気になったので、別の日に訪れてみました。

水路橋の下から


引地川親水公園側の道路の歩道から(左半分)


右半分

引地川が流れている低地を高低差を少なく飛び越す為の水道管用の橋です。

続いて、境川水路橋

反対側から

下から

境川や引地川が流れている低地を高低差を少なく飛び越す為の水道管用の橋です。


どこからきてどこへ行くのか調べてみました。
神奈川県と共同で運用している寒川取水ぜきから取水し、
横浜市戸区の小雀浄水場まで約12.4Kmの導水路の1部のようです。

小雀浄水場内では工業用水道専用施設で沈でん処理を行うようですので、
主に工業用のようです。


寒川取水ぜきの様子

アップで

寒川浄水場

浄水場から伸びる水道管


引地川水路橋で引地川を渡り、
境川水路橋で境川を渡り、

小雀浄水場へ

浄水場の一部

浄水場の施設

ここから市内や横須賀市に配水しているようです。


以前に、横浜水道の記事をいくつか紹介しました。
水源となっている城山ダム
また、相模川につながる中津川の上流の宮ケ瀬ダム
津久井からの中継地点の相模原沈殿池
相模原沈殿池から伸びる水道管が地下にあるさくらの散歩道
その水道管が境川を飛び越える境川水管橋
「水道みち」の起点となる野毛山配水池

今回の馬入川系の導水管路(寒川~小雀)に直接関係あるのは、水源の城山ダムと宮ケ瀬ダムです。

相模原沈殿池、さくらの散歩道、境川水管橋は、相模湖系の導水管路(津久井~西谷)です。



寒川浄水場の敷地内には、神奈川県の水道記念館があります。

記念館の建物は、旧送水ポンプ所だったそうです。
記念館前にある古い装置


記念館内には、アクアプレイランドや水源探検ゾーンなど、
楽しく学べるようになっています。

この日子供たちがたくさん来ていました。

2階の水源探検ゾーン

館内の案内図


記念館の周囲は、和風庭園の水の広場になっています。


川や滝もあります。


寒川第1浄水場創設時の石造りの正門の石柱が残っています。




※この記事は、それぞれ別の日に各施設を訪問したものを編集しています。


さくらの散歩道<ふれあいの小路>(大和市)

2015年04月25日 | 神奈川県の水道
大和市にある「さくらの散歩道」の紹介です。

年度末・年度初めで仕事が忙しいため、「県央の公園シリーズ」として、
比較的駅から近いという理由から大和市のさくらの散歩道に行ってみました。
つきみ野駅から歩いて7分ほどです。

ふれあいの小路といわれるエリアの入口。


広めの遊歩道があります。


可憐な桜。

オオシマザクラ系でしょうか。

八重桜系


花壇の花。

白アヤメのようです。

花壇にはいろいろな花が植えられています。


クリスマスローズ


ツツジも咲いています。


散歩道なので、途中に道路があっても続きます。


桜のアップ。


チューリップと桜


アップで


しだれ桜


先ほど見た八重桜よりも淡いピンクの桜。

アップで


平均台のような遊具の上から。


芝桜。

あざやかな紫が目を引きます。

緑が混ざった桜がありました。


隣にあるもっと緑の桜。


さくらの散歩道<ふれあいの小路>の端が見えてきました。


花壇の様々な花


ふれあいの小路の端っこの階段わきの「ハナズオウ」。

アップで

花蘇芳と書きます。

階段の先も遊歩道が続きますが、ここでつきみ野駅方面に引き返します。

八重山吹でしょうか。


白い水仙


鈴蘭水仙

スノーフレークとも言うようです。

花韮 (ハナニラ)


こちらも水仙



このさくらの散歩道は、横浜市水道局の協力で整備されたそうです。

公園脇に横浜水道の一部がありました。

ということは、歩道の下にあるのは横浜水道の一部ということです。

大和市のホームページなどによると、
明治20年に、横浜の水源を道志川に求めた日本初の近代水道が完成し、
水道管の埋設されたルートは「水道みち」と呼ばれ人々に親しまれ、
その大和市部分約1.7Kmを「さくらの散歩道」として整備したそうです。

過去に訪問した「横浜水道」に関連した記事は次のとおりです。
水源となっている城山ダムの記事はこちら
中継地点の相模原沈殿池の記事はこちら
水道管が川を飛び越える境川水管橋の記事はこちら
「水道みち」の起点となる野毛山配水池などの記事はこちら



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この記事はFUJIFILMのプレミアムコンパクトデジタルカメラ XQ1で撮影しました。
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相模ダム(相模原市)

2014年05月18日 | 神奈川県の水道
嵐山の登山口手前に相模ダムがあります。
「嵐山からの相模湖」の様子はこちらでご覧いただけます。

相模ダム

相模湖は相模ダムにより堰き止められた人工湖です。

堤頂部分


相模湖

相模湖大橋
かながわの橋100選にも選ばれています。
橋長135m、幅10m。
左側が嵐山です。

堤頂部から下を望む

高さ58.4mです。

中央付近から


景信山方面





丹沢湖(山北町)

2013年11月30日 | 神奈川県の水道
2013年11月下旬
丹沢湖の様子を紹介します。

丹沢湖は、三保ダムによって誕生した人造湖で、玄倉川、世附川、中川川が流れ込んでいます。
3方向から流れ込んでいるそれぞれに湖畔が長くなっているため、逆T字をしています。
湖面には大小57の橋が架かっているそうです。
「かながわの景勝50選」「ダム湖百選」に選ばれています。

まずは、湖畔の右側(玄倉川方面)の北側にある千代の沢園地にいきました。
湖畔を周回する道路には楓が植えられていて、この時期は鮮やかです。

紅葉の赤と、エメラルドブルーの湖水が見事です。

千代の沢園地には展望台があります。
歩いて5分ほど階段を登ります。

正面の三保ダム。右手に富士山。

少し北向きに撮影。

右下に見える駐車場が、千代の沢園地の駐車場です。
鮮やかです。

富士山アップ。

さらにアップ。

ここから眺める富士山は、関東富士見100景に選ばれています。

展望台は、第1と第2があります。第2のほうが上にありますが、
樹があるため、展望は第1のほうが良いです。

湖畔まで降りてきて富士山を撮影。

もう1枚


次に三保ダム周辺に移動。
三保ダムの提体。

三保ダムはコンクリート製かと思いきや、ロックフィルダムでした。
以前紹介した、山梨県の広瀬ダムや、
同じく山梨県の荒川ダムと同じです。
高さ95メートル。
総貯水容量6490万立方メートル。

世附方面。

真ん中に島があります。

ダム下には、丹沢湖ダム広場公園があります。

ジグザグに降りていくようですが、また昇ることを考えてやめました。
正面に見える頂上一帯に樹がない山が大野山です。

駐車場の道を挟んで向かい側に、「かながわの景勝50選」の石碑がありました。

ほかの景勝地の石碑より巨大です。
よく見ると、「丹沢」の字の上に、「かながわの景勝50選」と彫ってあります。

石碑脇から玄倉方面。


最後に、中川方面に移動。
焼津ボート乗り場近くの駐車場へ。
駐車場から中川橋方面。


中川橋に向かって歩道を歩きます。

銀杏がきれいです。

中川橋付近から振り返って。

湖畔がきらめいて美しい風景でした。

橋の周りの色づき。


中川橋から下を写してみました。

橋の欄干が低く、お臍の少しうえくらいしかないため、おっかなびっくり撮影したため、ブレています。

橋の上から、きらめいていた部分を切り取ってみました。


再び歩道を戻ります。
やはり銀杏がきになります。

駐車場まで戻ってもやはり銀杏を入れてみました。


丹沢湖は景勝50選にふさわしい素晴らしい景色でした。

(一部の写真について、フォトストックで販売中の写真のため、透かしを入れさせていただいてます。)

宮ケ瀬ダム(相模原市・愛川町・清川村)

2013年11月21日 | 神奈川県の水道
2013年11月中旬
宮ケ瀬ダムに行きました。

宮ケ瀬ダムは、重力式コンクリートダムで、堤高156m、堤頂長375mという
巨大なダムです。総貯水量約2億立方メートルで芦ノ湖に匹敵するそうです。

ダム部分の全容


ダム脇の駐車場付近から。

駐車場は「満車」になっていました。バイクで行ったため入れてくれました。
観光放流が行われる時間のため、満車だったようです。

ダム湖100選の石碑。


案内図


ダムの堤頂部分。

幅が広いです。

堤頂部分からの眺め。

横浜のランドマークタワーが正面に見えます。


ダム湖。

青がきれいです。

光が当たると、エメラルドグリーンになります。


観光放流が始まりました。

ここで初めて気が付いたので、上からの撮影。
人がたくさんいます。

すぐわきに、エレベータがあり下に降りることができます。
ダム内部におります。

地下道を50mくらい進むと、ダムのすぐわきに出ます。
ギリギリ間に合いました。


下から見たダムの堰堤部分。


帰りは200円払ってインクラインという、ケーブルカーのような乗り物に乗りました。


車窓からダムが目の前に見えます。


終点から撮影。

正面が少し色づいています。

ダム脇の駐車場から、登山道が始まるようです。

高取山、仏果山、経ヶ岳の縦走の起点のようです。


相模原沈殿池(相模原市)

2012年06月07日 | 神奈川県の水道
<平成24年5月末>

またまた水道の話題で恐縮です。

南町田にある境川水道橋や、
横浜市西区にある野毛山配水所などを過去に紹介しましたが、
今回は相模原市にある「池」の話題です。

相模原沈殿池です。
「ちんでんいけ」と読むのかと思ったら、「ちんでんち」と読むそうです。

たまたま近くを通ったので、寄ってみました。

横浜市の導水施設だそうです。
横浜市水道局のホームページによると、水源の1つに相模湖系統があり、
相模湖の水を下流の沼本ダムで取水し、ずい道を通って津久井分水池、相模原沈でん池を経て、
鶴ヶ峰・西谷の両浄水場へ送っています。
とのことです。

相模原沈でん池は、昭和29年に築造され、88万3000平方メートルの水を貯水することができ、
ここで約7時間、水をゆるやかに滞流させ、水中の微粒物質の沈でん処理を行うそうです。

かながわの探鳥地50選にも選ばれ、バードウォッチングで人気があるそうです。


看板脇のさかをあがっていくと、鉄柵で囲まれた池が見えてきます。


その全景

大きくて広角レンズでも2枚で収まりません。


風化した看板。

残念ながら鳥は見当たりませんでした。




津久井湖と城山ダム(相模原市)

2012年05月26日 | 神奈川県の水道
<平成24年5月下旬>

津久井湖は、昭和40年に城山ダムが建設によって誕生した人造湖です。

以前ご紹介した境川水道橋で、このあたりが水源だった気がして調べてみました。

横浜市水道局のホームページによると、
津久井湖の水は、「馬入川系統」で、津久井湖に貯えられた水と、その下流で相模川に流入する中小河川の水を、
寒川取水ぜきで取水し、横浜市分として日量284,700m3を小雀浄水場へ送っています。」とのことです。
これとは別に、「相模湖系統」というのがあり、「相模湖に貯えられ、発電に利用された後の水を下流の沼本ダム
で取水し、津久井分水池、相模原沈でん池、及び川井接合井を経て、鶴ヶ峰・西谷の両浄水場へ送っています。」
とのことです。
ここでいう、津久井分水池が、津久井湖のそばにある谷ケ原浄水場脇にあり、ここで神奈川県水道、横浜水道、
川崎水道に分水しているようです。
つまり、境川水道橋は、「相模湖系統」の相模原沈でん池と川井接合井の中間にあるものということになります。
いずれにしても、津久井湖とその上流にある相模湖が、神奈川県民の日常使う水の源となっているようです。



津久井湖周辺は、県立津久井湖城山公園となっています。
公園にあった地図です。


県立津久井湖城山公園は、津久井湖の南西にそびえる城山と、城山ダム周辺の公園などからなります。
その城山。


城山ダム周辺の公園は、城山ダムをはさんで、東側の水の苑地と、西側の花の苑地があります。

まずは、水の苑地に行きました。
上から眺めた風景。


湖側からの景色。


この季節は、ルピナスが咲いています。

約2万本あるようです。


湖畔からの津久井湖。


こちらは、城山ダム。


ダムの近くに展望台があるらしいので、行ってみました。
津久井湖記念館脇を登って、国道413号の上を渡る歩道橋を通っていきます。
途中ちょうど真横から。

国道413号は渋滞しています。

展望台から見たダム。

展望台といってもなにもありませんが。


続いて、ダム西側の花の苑地へ。


こちらには、花壇がありたくさんの花が植えられていました。


背後の城山に登るには、ここから行くのがいいようです。

次回は、城山を紹介します。





野毛山公園(横浜市)

2012年05月07日 | 神奈川県の水道
<平成24年5月上旬>

前回紹介した「野毛山動物園」は「野毛山公園」のなかにあります。

そこで、公園を簡単に紹介します。
野毛山公園は、大雑把に言うと、漢字の「人」のような形をしています。
そのうちのお腹から頭までの部分が、野毛山動物園になっています。

横浜市中央図書館の脇の、漢字の「人」の「右足」のつま先から公園が始まります。

正面に見えるレンガの建物が中央図書館です。
坂を登っていきます。

しばらく行くと、「佐久間象山の碑」があります。

横浜の西区役所のホームページには、
『幕末の兵学・洋学者。信濃(現在の長野県)の松代藩士。黒船事件以前から開国を唱えていた開国論者で、
幕府の下田開港のうわさを聞き、これを批判、横浜開港に奔走した。新しい日本の建設に力を尽したが、
明治維新を見ることなく元治元年(1864)京都で亡くなった。
昭和29年(1954)開国100年記念として、野毛山公園の一角に彼の顕彰碑が建てられた。』
とあります。

さらに進むと、野毛山動物園に着きます。

動物園の目の前に、漢字の「人」の「左足」方面に渡るつり橋があります。


そのつり橋の先にある不思議な空間。


野毛山配水池だそうです。


その脇の案内板。

津久井の用水取入所から野毛山配水所まで44Km!
1887年(明治20年)に日本初の近代水道として創設された「水道みち」の起点(終点?)だそうです。
ということは、あの境川水道橋の昔起点となったところです!
以前の内容とつながりました。ちょっと感動的です。

野毛山配水池の脇には、横浜の水道を設計・監督したパーマー氏の像があります。


そしてすぐ目の前には、展望台が。


展望台からの景色。
南方向


東方向(関内、山下公園方面)


北方向(みなとみらい方面)


公園内部方面。

3ON3(バスケ)のコートがあります。

野毛山配水池も見えます。


展望台には、横浜の開港後のまちづくりや、吉田新田の埋め立ての説明パネルなどがありました。
ちなみに展望台の1Fはトイレですが、公園のトイレにしてはとてもきれいでした。




夏の自由研究にどうぞ 横浜水道 境川水管橋

2011年07月27日 | 神奈川県の水道
東急田園都市線の、南町田駅とつきみ野駅の間の車窓から、写真のようなアーチ状のものを目撃したことがありますか?


神奈川県に引っ越してきて十数年経ちますが、引越し当時からあれは何だろうという疑問はありましたが、
疑問を解決しようということにはなりませんでした。

昨年、子供の学校の自由研究で、初めて正体が判明しました。

これは、一言でいうと、「水道管」です。
タイトルから分かる!とつっかまれそうですが・・・


この「水管橋」は、境川という川にかかっています。
境川は、武蔵国と相模国の国ざかいとされたことからついた名前ともいわれています。
このあたりでは東京都と神奈川県の県境で、下流に行くと、江ノ島の付け根の片瀬海岸から相模湾に出ます。
河口付近では、片瀬川とも呼ばれています。


何のための水道管?ということですが、
横浜市水道局のホームページによると、横浜市水道局のアーチ形水管橋3本と、神奈川県内広域水道企業団の
アーチ形水管橋1本が掛かっている。ということなので、どこかから取水した水を、横浜市内に流しているようです。


この角度から見ると、3本と1本になっています。


近く(水道管が地面にもぐってすぐの空き地)に横浜市水道局の看板がありました。


このあたりの地形図を見ると、水色の点線が、相模原市の麻溝公園近くの相模原沈殿池あたり(相模原浄水場近辺)から、
大和市を通って、境川で橋マーク(水管橋)となって地上に出て、また地下にもぐって(青い点線)国道246号線を横切り、
横浜の川井浄水場や、西谷浄水場までつながっています。
相模原浄水場までは、相模湖や津久井湖などから青い点線が延びています。

横浜市水道局のホームページによると、横浜の水は、道志川、相模湖、馬入川、酒匂川、相模川と
いろいろな方面から取水しているようです。

ちなみに相模川は、富士五湖の一つでもある山中湖を水源とし、平塚市で相模湾に流れ込んでいます。
上流の山梨県では「桂川」、中流では「相模川」、河口近くでが「馬入川」と呼ばれています。

横浜水道の歴史ですが、横浜市水道局のホームページによると、江戸時代末期に、横浜が開港する際に、
海や沼をうめ立てて町がつくられたので、井戸をほっても塩からく飲む水には使えず、人口増加により
水不足が問題になりました。
コレラの流行もあり、イギリス人の技術者ヘンリー・スペンサー・パーマーさんが、2年半の年月
をかけて、明治20年(1887年)に日本で初めての近代水道を完成させました。
これにはびっくりしました。

なお、120年以上前の近代水道創設当時の相模川と道志川の合流地点の三井用水取入所から野毛山配水池までの
約44kmに及ぶ「水道みち」に、近代水道創設120周年の記念として創設当時の導水線路上の26か所に、
導水線路「緑道プロムナード」の看板を設置しているようです。
興味がある方はどうぞ。

2012.05.07追記
野毛山配水池などの記事はこちら

2012.05.26追記
城山ダムの記事はこちら

2012.06.08追記
相模原沈殿池の記事はこちら


いろいろなリンク先を掲載します。

横浜市水道局のキッズページ 
キッズページですがわかりやすいです。

横浜市水道局の 導水線路「緑道プロムナード」の看板 のページ 


神奈川県内広域水道企業団のページ