今週一週間ガーナから弊社の若手が研修にきた。
目的は、同年代(30歳前後)が互いの業務を見学し、 アフリカでの文化・業務について理解を深めること。
スケジュールは以下。
初日:業務概要・施設見学
2日目:工場見学・中国工場視察
3日目:工場見学
4日目:講義
5日目:観光
いろいろな比較はできるが、大きな違いは以下の通り。
ウガンダ:首都、ホテルやアパート生活、下請け業者主体、工事全長3km、家族帯同、有償業務
ガーナ:首都から5時間、キャンプでの共同生活、直接雇現地人材、工事全長30km、独身、無償業務
多くの特徴が対照的である。今回はそのような部分互いに感じ取れただろうか。
アフリカでの業務での問題点や、悩みは同じであった。特に初期投資を惜しまず生活・業務基盤を整え、仕事をスムーズにできる環境づくりをすべきだと互いに認識を深めた。コスト・労務を動員するタイミングや箇所についてその判断の最適化もよりブラッシュアップする必要があるとも意見を交換しあった。直接雇用することでストライキ・暴動などの労働問題を抱えるか、下請け業者を使用しその倒産危機をリスクとして抱えるか。(現に小職の職場では下請け業者は数社倒産している。現地では最大手企業なのだが。。。)アフリカ経験者が少ないこともそのリスク分析・判断ができていない要因の一つであるように思う。総合商社のように、あくまでトレーディングや事業投資。金で解決できるようであればさほど管理の必要はないのだが、小職のような仕事では、決裁権を持たない現地人をマネージしながら仕事を進めていかなければならない。この点やはり現地に精通した人材、現地顧客とツーカーの関係性が求められるのは必然である。
いずれにせよ互いのアフリカの環境を見れたことは良い経験になったし、互いの見識を深める機会となった。弊社のようにプロジェクト単位で新帰国に行くような業態では他国との比較的知識を有することは有効である。今後はアフリカ経験者というレッテルを貼られてしまう(私はアジアでの勤務が良いのだが、、、)が将来自信が管理者として業務に就く場合、この経験は生きてくるのだろう。
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