(記事より一部抜粋です。)
神戸市内の企業が製造したミネラルウォーターから、健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物のPFAS(ピーファス)が検出されていたことが5日わかった。食品衛生法上の基準はないが、水道法の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)の最大約6倍に相当する濃度。市の要請を受けて企業側が対応し、現在は目標値以下に収まっているという。
企業側はPFASを除去する活性炭フィルターを設置し、市は昨年12月の検査で目標値以下になっているのを確認したという。
PFASを巡っては、水道法で水質の管理目標として暫定目標値が定められているが、規制ではない。さらにミネラルウォーターに関係する食品衛生法上の基準もない。
(感想)
今年4月の報道ですが、米政府は強力なPFAS規制を打ち出しています。
EPAはPFASのなかで毒性が強い「PFOS」と「PFOA」の基準値を1リットル当たり4ナノ(ナノは10億分の1)グラムと定めた。強制力のない目標値はゼロにした。両物質の合算で同50ナノグラムとする日本の暫定基準を大幅に下回る。
「1リットル当たり4ナノ」これは強制力のある基準
とのことです。強制力のない目標は「0」。
PFAS問題は、これからも大きく報じられるのか?
それとも忘れられていく報道の仕方になっていくのか?
注目しています。