虹パパの日記〜「きれいなおじさんは苦手ですか?」〜

【小説】日の丸恵之助(ひのまる めぐみのすけ)物語〜その1〜

1970年代
昭和50年代

恵之助は産声を上げました。。。。が、

オギャー
オギャー

と顔を真っ赤にして

泣くことはありませんでした。。。。。。

母は、泣かずにグッタリしている恵之助(めぐみのすけ)を
すかさず取り上げ別室へ駆け込む助産師の姿を目にしました。

そのとき母が見た
恵之助の身体の色は

緑色だった。。。。。。

5000g
手足は驚くほど大きく
お医者様からは

「この子は大きくなるぞぉ〜」

と太鼓判を押された

という話は耳にタコができるほど聞かされて育った
恵之助は、当時でいうところの、いわゆる

健康「超」優良児

ただ、生まれつき

前歯が生えてこないという

見た目も間抜け

やることも

何かしら抜けてしまう

すっとこどっこいの

間抜けで

のほほ〜ん

とした性格

でもありました。

恵之助の両親は
結婚して3年間
子宝に恵まれなかった。

そのせいもあって、

恵之助の誕生にそれはそれは、大喜び。

そして、両方の祖父母にとって

初孫

とあって、それはそれは

たっぷりと愛情を受けて育ちました。

しかも

緑色の仮死状態から
奇跡的な復活。

特に後遺症もなく(前歯は一本、一生生えてこない体ではあったが、笑)
体格にも恵まれた
恵之助は、

なんとなく

特別な子じゃ〜

という、祖父母・両親の期待を受けて

スクスク
ヌクヌク

と育っていった。

しかし、

恵之助

2歳の頃、

りんごを喉に詰めてしまい、

再び生死を彷徨うことに・・・・・・・・

ここでも

奇跡の復活を遂げた

恵之助。

「あんたは、何かに守られておる」
「あんたは、めちゃくちゃ運がいい子だよ」

と、これも耳がタコで埋め尽くされるほど
聞かされて育ちました。

歳上から特にかわいがられること多く、
「素直」「真面目」「正直」「かわいい」「イガグリ頭」の
恵之助は、幼稚園、小学校と大好きな野球やドッジボール、
ドロケイや秘密基地作り、忍者ごっこにドラゴンボールごっこ
などなど、

イガグリ頭の
真っ黒こげ

健康「超」優良児の見本

のようにスクスクとヌクヌクと大きくなっていきました。

恵之助、小学校卒業。

最初の転機がやってきます。

つづく。

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